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あ行19

罨法(あんぽう)


罨法とは体に寒冷刺激や温熱刺激を与える事により血管を拡張または収縮させて、充血や炎症、痛みをとる看護ケアで温罨法と冷罨法があります。

○温罨法(おんあんぽう)
体の一部に温熱を与えて、一部あるいは全身に刺激を与えるやり方で、温湿布(おんしっぷ)巴布(ばっぷ)などの湿性温罨法と湯たんぽ、かいろ、光線照射などの乾性温罨法があります。
体表面に充血を起こす事で、深部の充血を除去し、深部臓器の消炎をします。

※巴布(ばっぷ) 巴布剤をリントやフランネルに3〜5mmの厚さにのばして患部に当てます。

〇冷罨法
温罨法とは逆に体の1部に寒冷刺激を与えて、局所、または全身の病的な部分を直そうとするもので、冷湿布、プリースニッツ罨法、冷水圧注法、巴布などの湿性冷罨法と氷嚢、氷枕、化学調剤などの乾性冷罨法があります。


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