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毛髪辞典

皮脂(膜)と水分


皮脂

毛髪の脂質は皮脂腺から分泌された皮脂がほとんどなので、厳密には、毛髪の成分とは言えませんが、皮脂は皮膚や毛髪を守り、また、艶を与えると言う大切な役割をもっています。

皮脂の分泌量や組成は、個人差が大きく、はっきりとは言えませんが、一般的には、全身で、1日当たり1〜2g程度です。
皮脂腺は頭部にもっとも多くあり、1平方センチ中に400〜900個存在してます。

皮脂腺から分泌された、皮脂は皮膚や毛包に生息している常在細菌の酵素の作用で遊離脂肪酸とグリセリンになります。

そして汗などと混じり合って乳液状になり、皮膚や毛髪の表面に広がり、皮脂膜となり、皮膚や髪を守っています。

皮脂膜は、遊離脂肪酸や、汗の中の乳酸、アミノ酸などによりpH4.5〜6.5の微酸性になっています。

よく、皮膚のペーハーとか言いますが、正確には皮脂膜のペーハーの事を言います。

■シャンプー後の皮脂膜の再生

頭皮や、毛髪の汚れと言うのは、皮脂や汗、脱落した表皮などがほとんどで、これに周囲からのチリやほこりなども付着してます。

これらの汚れは、普通にシャンプー(2度洗い)すれば、ほとんど、洗い流されます。

しかし皮脂は休みなく分泌されるので、約5時間ほどで、再び皮膚表面は皮脂膜におおわれますが、一定の厚さになれば分泌は止まるようになっています。

毛髪の方は根元周辺は皮膚と同じように5時間ほどで皮脂膜におおわれますが、毛髪全体を覆うには時間がかかり、2日後でも回復率は60%で、ロングヘアの場合はさらに、数日かかると言われています。

■皮脂分泌の特徴

皮脂の分泌量は、女性より男性の方が多く、女性は20歳頃をピークに徐々に減少して行きますが男性は女性ほどには減少しません。

気温が高い時や、糖・脂肪分の多い食事は皮脂を増加させます。

水分

毛髪中の水分は、しなやかさ、強度などに大きく影響を与えます。

毛髪は水を吸収する性質があって、通常の空気中では10〜15%の水分を含んでいます。

洗髪直後では30〜35%、ドライヤー使用後でも、10%前後の水分を含んでいます。
髪の水分は湿度に比例して上下します。

また、毛髪のダメージが大きいほど、水分の保持力が弱くなるので、毛髪の水分量が、毛髪の損傷度の目安になります。

水分量が10%を下回ると、毛髪が傷も始めている証拠になります。

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