ファイアフライはサスーンから発表されたカットスタイルで、正確には73年に発表されたクラシックファイアフライと翌74年に発表されたファイアフライⅡの二つが存在します。カットしたのはビダルサスーン本人ではなく、クラシックファイアフライがクリストファー・ブルッカーでファイアフライⅡがヘンリー・エーベルです。
クラシックファイアフライは昔のバーバーのカットからヒントを得て制作したそうですが、サイドからバックにかけての美しい毛流れが世界中の人々を魅了し大ヒットしたスタイル。
このヒットによりビダルサスーンの名が世界中の隅々まで知れ渡るようになりました。
ファイアフライⅡは毛流れを更に強調しフロントからバックまでつなげたスタイルで、ヘアスタイルと言うより芸術作品ともいえるようなものでした。
ファイアフライとは「ほたる」と言う意味ですが、実際のホタルとは関係なく、クラシックファイアフライのカットモデルの名前です。