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厚生労働省が発表した、昨年秋に行われた美容師試験の受験者が1年前に比べて、およそ半減している事がわかりました。 おまけに、試験の合格率は45%という最悪の数字です。 1割程度の増減なら、解りますが、5割減と言う数字には驚かざるを得ません。 この状態が続けば、美容室の数は相変わらず増え続けているのに、新卒者は減少するので、将来的に、かなりの人手不足の状態に陥るのは必至でしょう。 減少の理由はやはり、低賃金、長時間の労働、少ない休日など、労働環境の悪さが挙げられるようです。 全体の9割以上が零細企業の美容業界で、一般企業並みの待遇を行える店舗は限られるでしょうが、超人材難の時代が来れば、そんな事は言っていられなくなるかも知れません。 朝から夜まで立ちっぱなしで、昼食を採る暇も無く働き、営業時間後も練習や、その指導などで拘束され、少ない休日も講習でつぶれてしまうのに、それに見合う報酬を得る事ができない。 高度成長期ならいざ知らず、今の若い人は、こういう現状を目の当たりにすれば、美容業界には魅力を感じなくなってしまうのではないでしょうか。 一概に比較は出来ませんが、同じ専門職でも、看護師さんなどは、美容師以上にハードな仕事しょうが、それに見合う所得を得ていると聞きます。 この業界に30年以上身を置く者として思うことは、この問題の根底にあるのは、雇用する側と、される側の相互不信にあるのではないかと思います。 雇用する側は、「やっと仕事を出来るようになったと思ったら、すぐに辞めてしまう。 これでは高い給料を出すだけ損だ。」 雇用される側は、「がんばっているのに給料がちっとも上がらない。きっと よその店に行けばもっと待遇が良くなるはず。」 この、負の連鎖のような関係が美容師の定着率を悪くし、待遇改善の足を引っ張る要因の一つなのではないかと思います。 もちろん、この他にも料金問題や、飽和状態以上の美容室の乱立など、様々な問題があります。 どれ一つとっても、解決が簡単なものはありませんが、いつか 負の連鎖の鎖が切れ、互いに信頼が生まれれば、多くの問題は解決へと向かうのではないでしょうか スポンサードリンク 【ENESのWEB美容学校】HOMEへ戻る |
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