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ヘアカットの仕方【ENESのWEB美容学校】HOME>ヘアデザインクラス>1980年代のヘアとファッション(ヘアスタイル編)
1970年代のファッションとヘアスタイルについて図解入りで解説します
ジャパンアズナンバー1 1980年代ヘアスタイル編 |
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松田聖子カット キッチリウェーブを出していた当時のソバージュ アンソニーの作品。スライドカットで現在のシャギーの様な質感を、すでに出していた |
ファッション界では世界を驚かせた日本も、ヘアの世界では、まだ残念ながら受け手の立場でした。 70年代後半から流行したサーファーカットの流れは80年代になっても続いていましたが、80年に松田聖子が短めにアレンジしたサーファーカットでデビューすると、一躍聖子カットとして流行、当時の女子高生は殆ど聖子ちゃんカットしてたんじゃないかしら。 でも、高校生はパーマかけれないから、聖子みたいに毛先をクルリンと出来ないのよ。 しょうがないからアイロンで毛先にカールを付けてあげるとね、とても喜んだのよ〜。 その次に来たのがソバージュヘアだったわね。 いまでもウェーブヘアの事をソバージュって言うけどね、80年代のソバージュはとてもウェーブが強かったし、毛量調節などのカット技術も無かったからハードムースでガチガチに固めないと髪が爆発しちゃってたから、現在のナチュラルなウェーブヘアとはかなり趣が違っていました。 変革の波80年代はカット技術で大きな技術変革が起きました。この頃にはビダルサスーンの影響はかなり薄まってはいましたが、しかしカット技術の基本としてしっかり定着していました。 そこに登場したのが、「TONY&GUY」です。 トニー&ガイはイタリア系イギリス人の4人兄弟で長男がトニーで二男がガイです。 元々父親が経営していた美容室をトニーとガイが「TONY&GUY」と名を変えて引き継ぎ人気を博します。 その後三男のブルーノ、四男アンソニーが加わりますが、特にアンソニーがヘアカットの才能を開花させます。 ロンドン仕込みの繊細なカットに、イタリア人の自由な感性が加わり、緻密なサスーンカットとはひと味違った作品を次々発表します。 アンソニーの作品の特徴はサイドとバックや、アンダーセクションとオーバーセクションなどが極端に長さが変わり、繋がりがないと言う事です。 現在ではツーセクションなどで、当たり前のこの考え方ですが、当時としてはかなり画期的な手法で、サスーンの緻密なカットを基本に学んだ私たちには、とても衝撃的でした。 しかし、アンソニーのカットも詳しく学んでみると、繋がってないようで実はスライドカットという手法で繋げているという事がわかりました。 スライドカットと言うのは、ハサミの刃を開いた状態で、レザーのようにスライドさせながらカットして行く手法で、この手法で、極端に長さの違うセクションを繋いでいたそうよ。 カットと言えばブラントカットしか知らなかった私たちは、スライドカットと言う新しいカットテクニックに2度びっくりしました。 アンソニーは「日本製の優れたシザーズとの出会いがこのテクニックを生み出した。」と言ってたそうです。 この影響で日本ではツーブロックカットが流行します。 しかし、スライドカットまでは、まだ浸透せず、刈り上げの上からワンレンボブをかぶせるという極端な組み合わせでした。 |
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