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看護師や医療関係者の為の医療用語・医療略語解説サイトです。

い行 5

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萎縮腎(いしゅくじん)

腎実質(ネフロン)が消滅や減少し、腎臓の重量や容積が小さくなる事。
腎不全が起き、尿毒症になります。
症状は多尿で低張尿などあり、腎不全、高血圧などを併発する場合もあります。
治療としては腎不全に対する処置が必要です
※低張尿 尿の比重は血漿の浸透圧より高く、通常1.015〜1.020程度ですが、血漿より低く1.010以下の場合を低張尿といいます。

萎縮性脱毛症

主に中年女性の後頭部や頭頂部に生じる脱毛斑で多発します。  原因は不明です。

萎縮性鼻炎


粘膜や骨の萎縮で鼻腔が広くなり痂皮(かひ ーかさぶたの事)が付着する鼻炎。
萎縮、痂皮の形成、悪臭の3徴候のあるものを真性萎縮性鼻炎といい、悪臭が無いものは単純萎縮性鼻炎と言います。
原因は副鼻腔炎の刺激、体質、内分泌障害、細菌などいろんな説があります。
治療としては、痂皮を除去し鼻腔内を清潔に保つ事や、副鼻腔粘膜の鼻腔内移植、鼻腔側壁の移動による狭小化などがあります。

萎縮膀胱(いしゅくせい ぼうこう)


膀胱の慢性炎症が原因で膀胱自体のが縮小すると同時に膀胱壁が肥厚(ひこう −厚くなること)し膀胱の容量が極端に減少した状態です。
症状は、昼夜を問わない頻尿(ひんにょう)があり、ひどくなると尿失禁や尿混濁(こんだく −濁る事)、排尿痛などの状態になります。
治療としては、原疾患の治療を行い、膀胱拡張術や尿路変更術などを行います。

胃出血


胃出血は吐血、下血、便潜血という形で現れ、胃に大量の血液がたまると吐血し、出血量に応じて血圧降下、冷や汗、脈拍の細少頻数などのショック症状になります。
原因は胃潰瘍(いかいよう)、胃がん、急性胃粘膜病変などにより起こることが多いです。
治療は最初の2~3日が最も大切で、絶対安静、絶食で氷嚢を胃に貼り付けるなど行います。
薬剤は、輸液、止血薬、鎮静剤の注射やプロトンポンプ阻害薬、H2ブロッカーの投薬があります。
輸血は血圧が上昇しないように警戒し少量を複数回行います。

移乗(いじょう)


通常の意味は乗り換えることですが、医療現場ではベッドから車椅子や車椅子から便座などに乗り移る事です。

異常産褥(いじょう さんじょく)


産褥とは分娩後に母体が完全に妊娠前の状態に回復するまでの期間のことですが、産褥熱や子宮復古不全、産褥出血や血栓症、泌尿器疾患、乳房疾患、産褥神経炎などの産褥の経過が異常なものを異常産褥と言います。

異常陣痛


子宮筋の収縮力が強すぎたり逆に弱過ぎたりして、収縮時間や間欠時間や収縮力の強さが不規則な状態のこと。
これにより、分娩経過に異常をきたし母子ともにいろんな障害をもたらします。

異所性(いしょせい)


組織や臓器などが本来あるべき場所ではなく異なる場所に存在する事です。
たとえば子宮内膜症は子宮の粘膜が筋層や卵巣に増生してしまう事です

イスケミック


虚血性の。 虚血性とは動脈の血流の低下による局所の貧血の事です。
一般的な貧血は全身性なので区別して局所性貧血とも呼ばれます。


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