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看護師や医療関係者の為の医療用語・医療略語解説サイトです。

い行 6

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胃神経症


病変が無いのに、食欲不振、嘔吐、反芻(はんすう)、胸焼け、胃痛、胃の圧迫感などを訴えるもので、ストレスなど心因的なものが原因になっている場合が多いので、処置には心身症に対する配慮が必要です。
過労、睡眠不足、食生活の乱れなどを患者から聞き取り、ストレスの原因を患者自身が気づけるようにして、対処できるよう働きかける事が大切です。

いせつ


胃切除術。 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの治療として胃切除術は行われます。
意の幽門側1/2または2/3を切除する幽門側胃切除が一般的です。
術後の看護は、胃の縫合部に負担をかけないよう胃内容を吸引し、食事の進め方は栄養や水分補給の必要性を正しく判断し、細心の注意を払います。

@胃チューブ管理 消化管の運動が回復するまで2〜3日は続けます。
A栄養 術後しばらくは中心静脈栄誉が行われ、排ガスがあれば、胃管から結腸栄養が開始されます。
腸蠕動(ちょうぜんどう)が確認され、チューブが抜かれたら、水やお茶などを与え徐々に口からの摂取量を増やして行き退院までには、かゆ食にします。
B水分出納(すいとう)管理 摂取量と排泄量のバランスに注意する
C後出血の注意 創部出血や吸引される胃内容の状態に注意します。
D早期離床 呼吸練習と体位変換から始め、1〜2日後に床上起座、2~3日目にベッド周囲の歩行と徐々に進めます
E回復期の看護 食事は次第に軟食にし、少量ずつに分けて与え、徐々に回数を減らし1回の量を増やします。
およそ3ヶ月をめどに普通食に戻します。

胃穿孔(いせんこう)


胃壁に穴が開き腹腔に突き抜けている状態。 胃潰瘍や潰瘍性がんなどが原因で起きることが多いです。

胃洗浄


胃の中を洗い流す事で、目的は胃内に残留している薬物や毒物、腐敗物の除去ですが、胃の手術前に残留物を除去するために行う場合もあります。
方法
@患者を側臥位(そくがい −横向きに寝る事)にします。
A胃管を45〜55cm挿入しロートを接続します
B1回に300ml〜500mlの洗浄液を流し入れ、すぐにロートを胃の高さより低くして胃の内容物を逆流させます。
C混濁(こんだく) 胃内残留物がなくなるまで繰り返し行います。
D患者の状態や逆流液の性状、洗浄液の出納を観察します
E終了後意識がある場合は含嗽(がんそう −口をすすぐこと)させ楽な姿勢に戻します。

胃全摘出術


主に胃全体や1/3に悪性腫瘍が存在する場合に行われる噴門から幽門までの胃全部を摘出し、食道と空腸を縫合する方法です。
手術後に悪性貧血、逆流性食道炎、消化吸収障害を起こすので、その対策が需要です。
看護は胃切除術後の看護に準じます。

いそだま


イソジンの綿球のことです。

イソニアシド


イソニコチン酸ヒドラジド:IN[A]H。 抗結核薬で単独かファンピシンと併用する事が多いです。
副作用としてはしびれや末梢神経炎があるのでビタミンB6が使用されます。

イソプロテレノール


喘息治療薬。 βアドレナリン受容体を刺激して気管支を拡張します。叙放錠、注射剤、噴霧吸入液などがあります。
副作用 冠不全、動悸、血清カリウム低下など

イソプロパノール


殺菌消毒薬(イソプロピルアルコール)。 通常は50〜70%の液を使用します。

イソロイシン


アミノ酸の一種で、体内では合成できない必須アミノ酸

依存性


自分以外の人や物あるいは観念などに頼りきって自分の考えや行動が制限を受ける事。
身近な例では酒、タバコ(ニコチン)、ギャンブル、買い物などです。

一横指(いちおうし)


文字通り、指1本の横の長さの事

溢乳(いつにゅう)


乳児が授乳直後に少量の乳をよだれのようにたらす事ですが、乳児は胃の筋肉が弱いため飲みすぎると母乳が逆流するために起こるので、病気ではありません。


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