残念ながら、幼稚園前の子供にとって理・美容室は病院などと同じで何をされるか解らない
とても怖い所みたいです。
「ちっとも痛くないからね。」「じっとしてたら、すぐに終わるよ。」などと、なだめすかして、鏡の前に
座らせても、こちらがはさみをもった瞬間 「んぎゃー!!(殺される〜、たすけて〜)」
こうなると、たいがいの場合もう前には進めません。
過去、泣きわめく子供を両親が無理やり押さえつけ、3人がかりでカットした事がありますが
次からは僕の顔を見ただけで、火がついたみたいに泣き叫び、2度と髪を触らせてくれませんでした。
よそで髪を切るのを嫌がる子供さんは、自宅で切ってあげましょう。
そのやり方を今からお教えします。
ただし、最初からプロがやるように出来るとは思わないでくださいね。
我々プロは数年かけてカットの技術を会得するのですから。
「HPに書いてあった通りにカットしたのに、ものすごく変な頭になってしまった。いったいどうしてくれるんだ」などと文句をつけてこないで下さいね。
ヘアカットは、あくまで自己責任でお願いします
それと、ハサミで自分の指や子供さんの耳などを切らないようじゅうぶん気を付けてください。
カットに必要な道具
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まず、コーム(櫛)、次に普通のシザーズ(はさみ)とセニングシザーズ(梳きばさみ)。
コームは安物でもかまいませんが、シザーズは100円ショップなどで売られているものよりは、もう少し良いもの(せめて数千円)を購入したほうが仕事もやり易いし長持ちすると思います。
あとはダッカール(セクショニングクリップ)、霧吹き、タオル、カットクロス(服などに切った髪の毛が付くのを防ぐためにテルテル坊主のようにかける) |
室内でカットする時は、最初に床にレジャーシートか新聞紙を敷き、その真ん中より少し前のほうに椅子を置き、子供さんを座らせ椅子ごとカットクロスをかけます。
カットする人もスリッパなどを履いたほうが、髪の毛がつかないので良いと思います。
子供さんには好きなアニメでも見せながらカットしたほうが頭を動かさないので切り易いです。
でも、小さい子供さんは突然予期せぬ動きをするので、できれば二人がかりで、一人が顔を固定させて、もう一人がカットするほうが良いでしょう。
実際のカットのやり方
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