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看護師や医療関係者の為の医療用語・医療略語解説サイトです。

お行 01

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・Oー157


O(オー)−157とは腸管出血性大腸菌(EHEC)の事で、腸管感染症になると菌がベロ毒素を出し、出血性の下痢や腹痛、または溶血性尿毒素症候群を起こし、重症の場合は死に至ります。
経口感染し、感染源はウシなどの腸内細菌が考えられています。

・横隔膜(おうかくまく)


横隔膜とは胸腔と腹腔の境となる円蓋状の筋性の厚い膜の事で、この筋の収縮で胸腔が下がり吸気が行われ、逆に弛緩すると呼気が行われます。
この呼吸を横隔膜呼吸や腹式呼吸と呼ばれます

・横隔膜痙攣(けいれん)


横隔膜痙攣には間代性(しゃっくり)と硬直性(てんかん、)があり、間代性は精神的緊張、腹膜炎、横隔膜下腫瘍などが原因で起き、精神的原因の時は、アンモニア吸引、舌の牽引(けんいんー引っ張ること)臭素酸剤投与などで対応し、硬直性の場合は原因の治療が第1ですが、硫酸アトロピン・麻薬の投与や重症の場合は筋弛緩薬の注射が必要になる場合もあります。

・おうき(嘔気)


嘔気とは悪心とも言い、要するに「吐きたい」ような気分の事で、胃の疾患や急性肝炎、乗り物酔い、メニエール、脳腫瘍などで現れます。
大抵の場合は胃の内容物を吐いてしまえば収まりますが、重症の場合は鎮吐薬などを投与する場合もあります。

・おうし(横指)


横指とは長さの単位で、1横指とは指1本分の横の長さ(約1.5cm)です。

・黄疸(おうだん)


黄疸とは血中の胆汁色素(ビリルビン)が増加し、皮膚や粘膜に色素沈着して黄色になった状態の事です。
原因は発生原因により3つに分けられます
 1、溶血性黄疸 
 2、肝性黄疸 肝細胞障害と肝臓内の毛細血管閉塞によって起きます。
 3、閉塞性黄疸 肝臓で処理されたビルビリンが胆管や胆道の閉塞などにより逆流して血中に入り起きます。
治療はまず原因疾患の治療を行い、かゆみなどがある場合はメントール・アルコールの塗布、抗ヒスタミン、副腎皮質ホルモン剤投与などが試みられます。
全身倦怠感などを伴い、肝不全をきたすと生命の危機があるので、十分な観察と、異常の早期発見が重要です

・OA


OAとは変形性関節症の事で、加齢や肥満、筋力の低下などにより関節に過度の負担がかかり変形することにより起こる痛みや、歩行困難、稼働領域の制限の事を言います。
OAが起きやすい部位は股関節、ひざ関節、足関節など体重のかかる場所です。

治療は内服薬(消炎鎮痛剤など)、外用薬(消炎鎮痛剤入りの湿布薬など)、注射(ヒアルロン酸)、理学療法(温熱療法)手術(高位脛骨骨切り術、関節鏡手術、人工膝関節全置換術)などがあります。

・OMI


OMI(オーエムアイ)とは陳旧性心筋梗塞と言い発症から1か月以上経過した心筋梗塞の事で、急性心筋梗塞と違い直接死亡の原因にはなりませんが、再度心筋梗塞を起こす確率が普通の人より高いと言えます

・オキサイド


オキサイドは酸化物と言う意味で、酸素と他の元素が結びついた化合物の事です。

・オージオメーター


オージオメーターとは聴力計で、周波数や音量を変化させて聴力の検査を行います。


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