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・歯肉炎
歯肉炎は歯肉の炎症で、歯根膜や歯槽骨に波及していないものの事で、以下の種類があります。
@慢性単純性歯肉炎
歯肉辺縁部に軽度の発赤と腫脹があり、出血しやすいのが特徴です。
原因は歯肉溝部での細菌繁殖、歯石沈着、食片圧入、歯列不正、不適合補綴物などの他、栄養障害、代謝障害、内分泌障害など様々なものがあります。
※不適合補綴物(ほていぶつ)とは合わなくなった冠やブリッジなどの事
Aカタル性歯肉炎
歯肉全体が発赤腫脹し、刺激がある飲料に敏感になります。
カタル性口内炎や紅斑症の部分症として現れる事も多く、他の歯肉炎に移行することもあります。
B慢性剥離性歯肉炎
上皮剥離のびらん形成が特徴で、甲状腺の機能異常、ビタミン欠乏、性ホルモン異常などが原因と考えられていますが、定かではありません。
独立した疾患ではなく多形滲出性紅斑、天疱瘡、扁平苔癬などの歯肉病変と考えられています。
C潰瘍性歯肉炎
びらん性、不定形、アフタ性、皆死性など様々な状態の潰瘍があり原因も様々です。
D壊死性潰瘍性歯肉炎
歯肉辺縁部の壊死性潰瘍が特徴の歯肉炎の総称で、紡錘菌、スピロヘータなどの細菌の混合感染で起きます。
悪寒、頭痛、発熱などを伴い、顎下リンパ節も腫脹します。
E壊疽(えそ)性歯肉炎
進行性壊疽が特徴の歯肉炎で、紡錘菌、スピロヘータなどの細菌の混合感染で起きますが、麻疹、幼少児の栄養不足、肺炎など抵抗力の低下が発病に影響します。
・歯肉出血
歯肉出血は歯肉の歯間乳頭部、歯肉辺縁部、歯周ポケットから出血する事で、外傷、腫瘍、ビタミン欠乏症、血液疾患などでも起きますが、炎症によるものが最も多いです。
炎症、外傷、潰瘍などが原因の出血は一過性で、容易に止血しますが、ビタミン欠乏症や血液疾患の場合は持続性があり、止血しにくく、他の出血症状も現れてきます。
・刺入部(しにゅうぶ)
刺入部は、輸液などで針を刺した場所の事です。
・シーネ
シーネとは副子とも言い、骨折などの際患部を固定する添え木の事で、はしご状の針金を巻いたラダーシーネやアルミ板にウレタンを貼ったアルミシーネなどが一般的に使われます。
・シーパップ(CPAP)
シーパップは呼吸管理用語で、持続気道内陽圧呼吸の事です。
自発的呼吸下で、陽圧の空気を送気し、気道内圧を持続的に陽圧にする呼吸モードで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療などで使われます。
・シバリング
シバリングとは悪寒の事で、視床下部が骨格筋をランダムに振動させ熱を発生させ体温調節を行います。
・紫斑(しはん)
紫斑とは皮膚内や粘膜内の出血により出来る紫色の斑の事です。
また、紫斑病と呼ばれるものには血管の弱さなどで出来る「単純性紫斑」、血小板の減少で起きる「突発性血小板減少性紫斑」、細菌感染やアレルギーが原因の「アレルギー性血管性紫斑病」、中年以降に多い「慢性色素性紫斑」などがあります。
・CPR(シーピーアール)
CPRは心肺蘇生の事で、心肺停止による脳や循環器系へのダメージを予防すための救命救急措置です。
具体的には、胸骨圧迫(心臓マッサージ)や人工呼吸を行います。
・ジピリダモール
ジピリダモールは冠血管拡張薬で、冠血管の血流を持続的に改善しますが、狭心症発作や心筋梗塞急性期には使用しません。
血小板凝集阻止効果や側副血行路の形成を助けるので慢性状態の改善には有効です。
・CPA(シーピーエー)
CPAは心肺停止の事です。
CPAに陥った患者には速やかなCPR(心肺蘇生)が必要です。
・CPM(シーピーエム)
CPMとは持続的他動運動装置の事で、人工関節置き換え術や膝靭帯再建術後のリハビリや関節拘縮予防のために使われます