シミを作る共犯者を特定!
シミの原因になるのは紫外線と言うのは、すでに皆さんご承知の事だと思いますが、実は私たちの体内にも、シミを作るお手伝いをするものがいる事がわかりました。
発見したのはメナード化粧品と藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)の研究グループで、「ウィント7a」と呼ばれる皮膚細胞内にある、たんぱく質だそうです。
皮膚が紫外線を浴びると色素幹細胞が刺激され、「ウィント7a」から生み出される色素細胞がメラニンを合成。
皮膚に色を付けるという事です。
この発見はシミの治療のみならず、逆に皮膚の色素が無くなってしまう「白斑症」(たしか故マイケル・ジャクソンもこの病気ではなかったでしょうか。)の治療にも期待が持てるということです。
アトピー慢性化の原因となるたんぱく質解明
佐賀大学医学部の研究グループがアトピー性皮膚炎が慢性化する原因は、アレルギーの元になる物質(抗原)によって生じる「ペリオスチン」というたんぱく質であると解明したと発表しました。
アトピー性皮膚炎は1度発病すると原因物質と触れなくても症状が続く、「慢性化」し易いのが特徴ですが、なぜ慢性化するのかが解っていませんでした。
研究グループによると、抗原が体内に侵入すると炎症性メディエイター発生し、同時にペリオスチンも大量に発生、それが別のインテグリン(たんぱく質)と結合する事により炎症性メディエイターを増殖するという「悪循環」を引き起こしている事ということです。
この悪循環を断ち切るために、研究グループはペリオスチンとインテグリンの結合を妨げるたんぱく質を特定し、すでにマウス実験では効果を確認しているそうです。
研究グループの出原教授は「現在の治療薬では効果が出ない患者にも有効で、さらに副作用の少ない治療薬の開発が期待できる」と話しています。
佐賀大 偉い!
美容師にもアトピー慢性化で苦しんでいる人は多く、泣く泣く美容師を辞めざるを得なくなる人も多いと聞きます。
そんな人のためにも一刻も早い治療薬の開発が望まれます。