ディスコネクションカット
ディスコネクションカットとは特定のスタイルを指しているのではなく、カットのテクニックの一つと言えます。
ディスコネクトとは、つながりが無いと言う意味で、たとえばパネルとパネルや、アンダーセクションとオーバーセクションなどを意識的につながないでカットすることを、ディスコネクトすると言います。
どういう状況で、でディスコネクションカットを使うかと言うと、骨格を補正したい場合や、強い毛流や、部分的に毛量が多いを修正したいとき、ソギだけで対応しようとすると、やり過ぎてしまい、フォルムが壊れてしまったり、毛先がスカスカになってしまったりする場合があります。
そんな時にディコネクションカットを使えば、毛量を減らしすぎる事無く、調節が出来ます。
今回はその1例を紹介します。
スポンサードリンク
1、ディスコネクションカットする前の状態です。グラデーションボブでカットされています。
2、ツーセクションに分けます
3、バックセンターよりオンベースでレイヤーカットして行きます。
4、上から見るとこうなります
5、一番下の髪を真っ直ぐ取り出し、それをガイドにしてレイヤーカットして行きます。
6、こんな感じでカットして行きます。
7,オンベースで前のパネルをガイドに順次カットして行きます。
8、サイドも同じようにカットして行きます。 サイドはだいぶ短くなります。
9、右半分も同じようにカットしたら、セニングシザーズで全体にスキを入れます。
10、さらに、アウトラインを筆先のように先細りにして行きます。
11、襟足も同じようにして行きましょう。
12、アンダーセクションの切り上がりです。
13、オーバーセクションをおろし、同じようにセニングでスキを入れます。ただし、表面の毛には入れないようにしてください。
14、毛先をそぎます。
仕上がり。
1 の写真と比べるとかなり軽さが出ているのがお解りでしょう。
このテクニックを使えばソギなどを多用せずに一気に軽さを出すことができるので便利です。アンダーセクション全体ではなく襟足周辺のみ使ったりもできます。
スポンサードリンク