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教育指数。 年齢に比べた学力の指数を現す数字で、学力の発達程度を示します。
標準化された学力テストで得られた教育年齢を暦年齢で割り100をかけて算出します。
大腸菌。 健康な人の腸管に常在し、他の臓器に浸入しない限りは無害な菌です。
大腸菌検査は糞便などに汚染されていないかどうかの指標になるので、水質検査などに用いられます。
pH1,6~2,0の強い酸性を示す液体で、胃底腺の壁細胞が分泌する塩酸が大部分を占めています。
塩酸の役目はペプシンを活性化し、タンパク質の消化、幽門開閉の調節、膵液、腸液の分泌促進のほか食物と共に浸入した菌の殺菌などがあります。
胃液総酸度が70以上のものを胃酸過多症と言い、自覚症状は胸焼け溜飲症(りゅういんー食物が胃に留まり、胃液が上がってくること)、空腹痛などがあります。
慢性胃炎、胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍、胆のう炎、急性肝炎の一症状として現れる事もあります。
(治療) 原病が無ければ、食事は刺激の強いものは避けよく噛むこと。炭酸水素ナトリウムなどの制酸剤が良く使用されますが乱用は避けてください。
意識の覚醒の程度。 日本昏睡(こんすい)スケールでは以下のように分類しています
T覚醒している(1桁の数字で表す)
0 意識清明
T-1 見当識は保たれているが清明ではない
T-2 見当識障害はあるが、意識は保たれている
T-3 自分の名前または生年月日がいえない
※見当識(けんとうしき現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況把握のこと
U刺激を加えると一時的に覚醒(開眼したり、言葉を発する)する(2桁の数字で表す)
U−10 普通の呼びかけで開眼や離握手、言葉を発する
U−20 大声で呼びかけると開眼や離握手、言葉を発する
U−30 痛み刺激と呼びかけを行うと開眼や離握手、言葉を発する
V痛み刺激を加えても反応がない(3桁の数字で表す)
V-100 痛み刺激を加えると払いのけるしぐさをする
V-200 痛み刺激に対して顔をしかめたり、手足を動かしたりする
V-300 痛み刺激を加えてもまったく反応しない
※このほかにもグラスゴー・コーマ・スケールがあります
医学的には、精神的体験の明晰性、充実度活発さ、秩序がある程度まで障害された状態を言います。
その障害の程度により傾眠、昏蒙、昏睡の程度に分け、また意識の変容の程度により、もうろう状態、せん妄、錯乱(さくらん)などの言葉で表します。
※傾眠(けいみん) 周囲からの刺激があれば覚醒するが、すぐに意識が混濁する状態
※昏蒙(こんもう) 感情の動きは鈍いが、強い刺激には目をむけ、簡単な質問には答えられます
※昏睡(こんすい) 意識障害では一番重い状態。上の意識レベルを参照して下さい。
心電図。 心臓の電気刺激信号を心電計で記録したもので、典型的なものは心房収縮時のP波、心室収縮時のQRS群やP波があります。
嚢外(のうがい)白内障摘出術。 白内障の手術には嚢内摘出術と嚢外摘出術の2通りあり、濁った水晶体を全部取り出すのが嚢内摘出術で、水晶体の前の膜(前嚢)の一部を取り、中の皮質と核を取り出すのを嚢外摘出術と言います。
電気痙攣両方。 精神疾患の治療法の一つで、頭部に電流を流して、けいれん発作を起こします。
現在は全身麻酔をして行う無けいれんの修正ECTが主流です。
細胞機能の低下や栄養供給の減少によって起こる組織や臓器の容積が小さくなる事です。
原因は老化などの生理的なものの他、栄養物供給の障害、毒性の作用、放射線、神経性萎縮などがあります。