レイヤーカットの切り方２HEADL
レイヤーカットの切り方２
レイヤーカット１より短めの長さのレイヤーカットです。
同じレイヤーカットでも長さが変われば、やり方もかわります。
このスタイルの場合、オーバーダイレクションを使い、レイヤーの幅をバックセンターから耳方向に向けて微妙に狭くして行きます。
こうすることでバックをすっきりした印象になります。
オーバーダイレクションがわからない方はカットの基礎講座をご覧ください。
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１、長さを決める
1 少し前下がりのラインでカットします。
2 次のパネルも同じようにとり、最初にカットしたパネルと同じ位置でカットします。
３ 順次パネルをおろし、すべて同じ位置でカットします。
すでに段が入っていれば、途中で切るところがなくなりますが、構いません。
２、オーバーダイレクションカット
４ 青い部分がレイヤーが入る部分です
５ バックセンターからカットして行きます。
第１パネルだけはオンベースでカットし、次のパネルも第１パネルをカットした位置でカットします。 第３パネルは第２パネルをオンベースの位置まで戻し、それに合わせてカットします。だい４，５パネルも同じようにカットします。
６ オーバーダイレクションがお解りでしょうか？ 第３パネルからはひとつ前のパネルをカットした位置ではなくて、そのパネルをオンベースの位置まで戻し、それをガイドにカットします。紛らわしいので勘違いしないで下さい。
こうすることで徐々にレイヤーの幅が狭くなってゆきます。
７ 実際の切り方です。
ツーセクションラインで上下に分けて、したの長さをガイドに垂直にカットします。 なお、一番下１ｃｍくらいの幅の部分はカットしないで残しておきます。
８こんな感じで２つに分けてカットします。 順次同じように耳に向けてカットして行きます。
９ オーバーセクションはアンダーセクションのカットラインの延長線でカットして行きます。 切り方はアンダーセクションと同じです
10 サイドに移ります。 サイドはオーバーダイレクションは入れず、バックで最後に切った５のパネルをオンベースの位置に戻し、それをガイドにすべてオンベースでカットして行きます。
11 サイドも、下一線は切らずに残し、上下２つ分けてカットします
３、バング（前髪）のカット
12 前髪の範囲は、幅が右目じり〜左目じり、奥行きがおよそ10cm程度の三角形です。
13 三角形を3つに分けて下から切ってゆきます。 カットラインはイラストのように、自然な山なりにカットします。まっすぐなラインで切ってしまうと、顔が円形なため、両はしが逆に上がって見えるためです。それと、前髪は浮きますので、希望の長さより1cm長めに切ることがポイントです
14 このままでは重すぎますので、今度は、放射状にパネルをとり、オンベースで、一番前の髪に合わせてカットします。
くれぐれも、一番前の髪を短くしないように気を付けてください。
15 バング全体を同じようにカットします。
16 チェックカットをします。 特にサイドとバックの境目にこのように段差や角ができやすいので、出っ張っている部分だけをカットします。
17 トップにも角ができていますので少しだけ落とします。
18 次にセニングシザーズ（スキばさみ）を使って、ヘアスタイル全体に、根元付近、中間、毛先付近の、3か所に数回ずつソギを入れて行きますが、頭頂部、顔の周りの生え際、襟足（イラストのグレイの部分）は根元にソギを入れると短い毛が目立つ場所ですので、毛先のみにしかソギは入れません。
逆に、ぼんのくぼ周辺（赤の部分）は一番目立たない場所ですので、量を減らしたいときは、ここに集中してソギを入れます
19 サイドの髪を斜めに引き出し角を落とします。 それから、下のアウトライン全体に斜めにハサミをいれ、アウトラインを、より自然な感じにして行きます
20 斜めにハサミを入れる角度は約30度くらいで、深さは3cm位が適当です。 あまり角度が大きいとアウトラインに穴が開いたみたいになってしまいます。 前髪は特に注意して、さらに角度を小さく、浅くして入れてください。
これで、完成です。
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