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おおむね、こんな感じのスタイルを目指して、カットして行きます。
前髪をつくり、全体の長さの、中間位から、自然にレイヤー(段が入ったスタイルです。
長い髪のほうが、多少失敗しても目立ちにくいという利点はありますが、アウトラインに穴を開けやすいので注意して下さい。
1 生え際から2cmくらいの厚さのパネルをとり、残りの髪は邪魔にならないようにダッカールで留めておきます。サイドの髪はやや後ろ下がりに、バックの髪はまっすぐにカットします。
2 サイドのパネルは、こんな風にカットラインと直角になるように斜めに引っ張りカットします。 バックのパネルはそのまま、真下におろしてカットします。
3 次のパネルも同じようにとり、最初にカットしたパネルと同じ位置でカットします。
4 順次パネルをおろし、すべて同じ位置でカットします。すでに段が入っていれば途中で切るところがなくなりますが、構いません。
5 レイヤーを入れるための、ガイドを作ります。
6 このガイドが下に落ちたところからレイヤー(段)が入ります。 たとえば、ヘアスタイル全体の長さが50cmあるとして、半分くらいのところからレイヤーを入れるとするとガイドの長さは25cmになります。 50cm、25cmというのはあくまで目安ですので、実際は違っても構いません。
7 長さが決まったら、2つか3つに分けてオンベースで切ってゆきます。
8 サイドの髪はガイドの長さに合わせて、イラストのように水平にカットします。
ここで大事なのは、一番最初にカットした部分(イラストの青の部分)は絶対カットしないということです。
ここを誤ってカットしてしまうと、穴があいてしまいます。
9 実際にはサイドを縦に3つに分け、後ろからカットして行きます。
10 こんな感じです。 切ってはいけない部分は上に持ち上げないで、そのまま下ろしておきます。
11 続いてバックのガイドを作ります。 フロントのガイドと、同じ長さで三角にベースをとりオンベースで、カットし、同じように横に放射状に展開し、順次カットします。
12 バックは上のガイド(赤)の一番下の髪と一番最初に切った青の部分の、一番上の髪を直線でつなぐようにカットして行きます。
13 パネルは上のガイドをカットした時のように、放射状にとって、バックのセンターよりカットして行きます
14 青の部分の髪の長さが徐々に長くなってゆくので、カットライン(赤線部分)も徐々に垂直から水平へと変化させてゆきます。
15 ここが一番難しい所かもしれません。失敗しないためには、各パネルごとに、カットする前に、12みたいに上と下の髪を引っ張りだして、カットラインをしっかりイメージしてから、カットして行きましょう。 くれぐれも下の青い部分を切りこまないように。
16 実際は上、中、下の3回くらいに分けてカットしますが、耳の方向へ行くにつれて狭くなってきますので最後のパネルは1回でカットできると思います。
17 前髪の範囲は、幅が右目じり〜左目じり、奥行きがおよそ10cm程度の三角形です。
18 三角形を3つに分けて下から切ってゆきます。
カットラインはイラストのように、自然な山なりにカットします。
まっすぐなラインで切ってしまうと、顔が円形なため、両はしが逆に上がって見えるためです。
それと、前髪は浮きますので、希望の長さより1cm長めに切ることがポイントです。
19 このままでは重すぎますので、今度は、放射状にパネルをとり、オンベースで、一番前の髪に合わせてカットします。
くれぐれも、一番前の髪を短くしないように気を付けてください。
20 バング全体を同じようにカットします。
21 チェックカットをします。 特にサイドとバックの境目にこのように段差や角ができやすいので、出っ張っている部分だけをカットします。
22 次にセニングシザーズ(スキばさみ)を使って、ヘアスタイル全体に、根元付近、中間、毛先付近の、3か所に数回ずつソギを入れて行きますが、頭頂部、顔の周りの生え際、襟足(イラストのグレイの部分)は根元にソギを入れると短い毛が目立つ場所ですので、毛先のみにしかソギは入れません。
逆に、ぼんのくぼ周辺(赤の部分)は一番目立たない場所ですので、量を減らしたいときは、ここに集中してソギを入れます
23 サイドの髪を斜めに引き出し角を落とします。 それから、下のアウトライン全体に斜めにハサミをいれ、アウトラインを、より自然な感じにして行きます。
24 斜めにハサミを入れる角度は約30度くらいで、深さは3cm位が適当です。
あまり角度が大きいとアウトラインに穴が開いたみたいになってしまいます。
25 バングをもっと自然な感じにしたければ、こんな感じでパネルをねじって、中間、毛先をセニングシザーズでソギを入れましょう。
これで完成です。
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