看護師のための専門用語&略語解説サイト
スポンサーリンク
CLLは慢性リンパ球性白血病で、血液中のリンパ球が過度に作られる白血病(がん)です。
診断には全血球算定(CBC)検査、骨髄生検(吸引)など骨髄、血液、リンパ節を調べる検査を行います。
CLLの治療は疾患の病期や、赤血球、白血球、血小板の数、肝臓や脾臓の腫れ具合などにより異なりますが、一般的には以下の治療が行われます。
〇待機療法 兆候や症状が現れるまで治療は行わずに慎重に患者を観察します。
〇放射線療法 高エネルギーX線などを照射してがん細胞を殺すか成長を止めます。
〇化学療法 薬剤を服用や注射して、がん細胞を死滅させるか増殖を止めます。
〇手術療法 脾臓を摘出します。
〇標的療法 薬剤などを使い、正常な細胞にはダメージを与えず、がん細胞のみを攻撃する療法です。
COは心拍出量と言い、左心室から1分間に送り出される血液の量の事で、心機能を示す指標として利用されます。
成人の場合、安静時のCOは5~6L/minです。
CO2ナルコーシスとは呼吸不全の一つで、換気不全で動脈血CO2分圧が上昇し、昏睡や自発呼吸の減弱を起こしている状態です。
ちなみに、ナルコーシスとは麻酔薬などによる昏睡状態の事です。
COMT阻害薬とは、脳内でドパミンになるL-ドパ製剤を脳に入る前にドパミンにしてしまうCOMT(酵素)の働きを阻害し、L-ドパ製剤が脳内に入りやすく、また長く効くようにする薬です。
※L-ドパ製剤はパーキンソン病の治療薬として使用されます
Cosmは浸透圧クリアランスと言い、尿濃縮の指標となるもので、尿中の全溶質が排出されるのに必要な1分間の血漿量の事です。
Cosmの正常値は2~3ml/mです。
GOTはグルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼと言い、肝臓の中にある酵素で、原因にかかわらず、肝機能が悪くなるとGOT値は上がります。
正常値は11~40
100以下 ウィルス性慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がん、肝脂肪などの可能性があります。
100~500 ウィルス性慢性肝炎、自己免疫性肝炎、急性アルコール性肝炎、薬物性肝炎、閉塞性黄疸などの可能性があります。
500以上 ウィルス性急性肝炎(極期)、ウィルス性慢性肝炎の急性憎悪、その他急性アルコール性肝炎、総胆管結石、心筋梗塞などの可能性があります。
※GOTは近年、生化学者がASTと名前を変えたので近年はASTと呼ぶ人が増えてきています。
COPDは慢性閉塞性肺疾患のことで、汚れた空気を長年吸い続けた事(喫煙)で起きる、肺気腫と慢性気管支炎を合わせたような疾患です。
COPDは肺の内部が破壊されたり気管支が狭くなったりしているので息苦しさ(特に排気時)や咳や痰などが症状として現れます。
破壊された肺を元に戻すことは不可能なので、これ以上悪化させないために、まず禁煙しなくてはなりません。
哆開とは閉じていた傷口が再び開いてしまう事です。