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シガレットドレーンとは、まるで紙巻きたばこの様に、ガーゼをゴムでくるんだドレーンの事です。
子癇とは妊娠中毒症でも重症の1つで、妊婦や褥婦が異常な高血圧と共に意識喪失と反復する全身のけいれんや視野障害を起こした状態です。
母体の死亡率が10〜20%、胎児は25〜40%で治癒しても後遺症が残る事があります。
治療は子癇発作の誘発を防ぐため光、音、振動などを遮断した部屋に隔離し、鎮静剤、利尿薬、降圧薬、強心薬などを投与します。
また、痙攣の救急処置として鎮静剤を投与後、気道確保のため、体を横向きにして寝かせ舌を噛まないようにします。
C肝はC型肝炎の略で、C型肝炎ウィルスの感染で発症します。
潜伏期は40日ほどで、感染源は輸血や血液製剤など血液を介します。
発熱や全身倦怠感などの症状がある場合もありますが、多くは無症状で、高率で慢性化し、肝硬変を発症し、さらに数年後に肝がんを発症することもあります。
弛緩性麻痺は、脳梗塞や脳内出血など脳障害が原因で起きる運動麻痺1型で、2次ニューロンの障害で起きます。
筋緊張が弱くなるのが特徴で、逆に筋緊張が強くなる麻痺を痙性麻痺と言います。
ジギは2つの意味があります。
@ジギタリス(うっ血性心不全治療薬) Aジギタール エグザミネーション(直腸指診)
ジギタリスは強力な心収縮力増強剤で、うっ血性心不全治療薬として使用されます。
副作用としては、不整脈、嘔吐などの他、不眠、幻覚、頭痛などの精神神経症状があります。
ジギタールは直腸指診の事で、医師が直接指を肛門に挿入して行う検査です。
比較的簡単な検査ですが、がんなどの診断も可能なので有効性の高い検査です。
糸球体は肝臓の肝単位(ネフロン)を構成する肝小体(マルピーギ小体)の一部で、毛細血管が球状に集まり、表面は単層扁平上皮で覆われています。
糸球体は血液をろ過し、血球やたんぱく質以外を押し出し、これが原尿となります。
子宮内膜症は子宮内膜組織が子宮内腔以外の部位や臓器で異所増殖したもので、不妊の原因になります。
治療はホルモン療法や手術などがあります。
ジグモイドはジグモイドコロンの略で大腸のS字結腸の事です。
シクロオキシゲナーゼは(COX コックス)と呼ばれ、炎症などの原因となるプロスタグランジン合成を触媒する酵素です。
非ステロイド性炎症薬は抗COX効果でプロスタグランジン合成を抑制し、炎症を抑えます。
シクロフォスファミドは、世界で一番使用されている抗がん、抗白血病薬ですが、副作用として嘔吐、脱毛、白血球や血小板減少、出血性膀胱炎などを起こしやすいので、補液を充分に行い、尿量確保に注意が必要です。
また、妊産婦には使用しません。