 図１  図２ |
展開図と言うのは、ヘアカットの設計図で、ある人がヘアカットでスタイルを作ったとして、それを第3者が同じスタイルをカットで再現したい時に参考にするものです。 図１（下）は一番シンプルなものでワンレングスボブ（図１上）の展開図です。 通常ヘアカットするときは髪を地肌から持ち上げてカットしますが、持ち上げた時の髪と髪のつながり方や、地肌からどういう角度でカットされているかが一目でわかるようになっています。 図１は一番シンプルな書き方ですが、詳しいものは襟足は何センチ、トップは何センチと記載されているものもありますし、ここはこういう風に切るなどと細かい注意書きまで記載されている展開図もあります。 しかし、建物の設計図なら、図面に書いてある寸法を忠実に守らねばなりませんが、ヘアカットは一々長さを測りながら切るわけでもありませんし、顔の大きさや形は様々なので、忠実に再現できたとしても顔に似合うわけでもありませんので、展開図はあくまでも目安で、長さなどは顔に合わせて多少変更する事も良くあります。 ワンレングスボブの展開図は比較的分かり易いですが、実際、営業で作っているヘアスタイルの展開図になると、少々複雑になってきます。 図2はレイヤーカットの展開図ですが、ワンレングスと比べると、かなり複雑な展開図になっているでしょう。 カットの勉強を始めたばかりの人には、かなり複雑で分かりにくいかもしれませんが、ある程度熟練してくれば、完成図と展開図を見ればカットのやり方が瞬時に理解できるようになりますし、経験を積めば、完成図を見ただけで、ある程度の展開図をかけるようになります。 |
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