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酸性パーマ


通常のパーマ薬剤の1液にはアンモニアなどのアルカリ剤が入っており、1液のpHを高くしています。
(チオグリコール酸がpH9,6、システィンがpH9.5までと定められています)


pHを高くした方が、毛髪を膨潤させ、薬液の浸透をし易くさせると同時に還元剤のチオグリコール酸やシスティンなどの還元作用を高めるので、パーマがかかり易くなるのです。

通常のパーマ薬剤はpH9程度ありますが、酸性パーマは、1剤のpHがpH7以下と定められています。

pHが低いという事は、毛髪をあまり膨潤させないので、毛髪へのダメージは少ないのですが、その反面ウェーブ形成力は弱いので、通常のかけ方をしてもパーマがかかりません。

その為に、ワインディングには極細のロッドを使って通常より、かなり多くのロッドを巻かなくてはならなかったり、加温や特別の施術が必要だったりするので、一般的にはあまり使われてはいないようです。

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