シスチンとは、イオウ(S)が二つ繋がったアミノ酸で毛髪や爪などのケラチンタンパク質に多く含まれています。
シスチン結合とはケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合の事をいいます。
化学式で言えば、イオウ(S)とイオウ(S)がつながって、(−S−S−)となるのでSS結合と言ったり、ジスルフィド結合とも呼ばれます。
シスチン結合を、たとえて言えば、木の幹(ケラチン主鎖)から横に伸びる枝がシスチン結合で、となりの木(ケラチン主鎖)の枝とくっつきあい、何本もの木同士が枝を通じてくっ付きあって、大きな1本の木を形成しているようなものを想像していただければ良いと思います。
この結合は、弾力性に富み、非常に丈夫な結合です。
しかし、その反面、還元剤(チオグリコール酸など)で切断されやすいのですが、酸化によって再結合され、もとのシスチン結合に戻ります。
この原理を利用したのが、1剤で還元、2剤で酸化させる2浴式のパーマ薬剤です。
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