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シスチン酸


毛髪内のシスチンが過剰な酸化を受けると生成される異常酸化物のことで、傷みがひどい毛髪ほど、このシスチン酸が多く生成されています。

毛髪内のシスチンは過度のパーマやヘアカラー処理で、アミノ酸組織に変化が起こりシスチン酸を生成します。

シスチン酸はシスチンとは異なり、(-S-S-)の側鎖結合を持っていないので、毛髪内にシスチン酸が増えると、毛髪自体の弾力性や強度が低下します。

美容師の方なら、経験したことがあると思いますが、乾いているときは、まるで、針金のように硬い(弾力性が無い)のに、ウエットの状態になると今度は木綿糸みたいにグニャグニャになってしまう(強度低下)毛髪ってたまにありますよね。

こういう毛髪にはたくさんのシスチン酸が生成されていると思って間違いありません。

また、シスチン酸がたくさん生成されている毛髪は、パーマがほとんどかかりませんし、ヘアカラーも入りが悪いし、すぐに褪色してしまうので、注意が必要です

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