また、ややこしい名前が出て来ました。
チオグリコール酸については、パーマの原理などで説明しまたが、ジチオグリコール酸とは、何でしょうか。
ジチオグリコール酸とは、チオグリコール酸が還元剤として働いた後に、精製される物質の事で、チオグリコール酸が2つ繋がった構造をしています。
つまり、パーマ1剤中の、チオグリコール酸が1剤の役目としての、シスチン結合を切断(還元)すると、チオグリコール酸同士が2つづつペアになりジチオグリコール酸になるという事です。
その反応とは別に、実はパーマ1剤の中にはあらかじめ、このジチオグリコール酸が配合されているのです。
ジチオグリコール酸には、チオグリコール酸が毛髪を還元するのを邪魔する働きがあるのです。
邪魔するものを何故入れておくのだとお思いでしょうが、ようするに、チオグリコール酸が過剰に毛髪を還元しすぎないように調整するために配合されているのです。
これがないと、必要以上にパーマがかかりすぎたり、毛髪を傷めたりする恐れがあるのです。
だから、パーマ1剤中のジチオグリコール酸は反応調整剤と呼ばれています。
スポンサードリンク
【ENESのWEB美容学校】HOMEへ戻る パーマ辞典へ戻る
|