■メラニン色素
毛髪の色は、黒色からプラチナブロンドまで人種などにより実に様々ですが、毛髪の色は、メラニン色素によるものです。
メラニン色素は毛母細胞にある、メラノサイトと呼ばれる色素細胞の中でアミノ酸の1種であるチロジンを原料とし、何段階かの酸化・重合を経て作られます.
そして、タンパク質や、金属と結合して顆粒状になり、毛髪中に存在しています。
メラニン色素には、黒褐色のメラニン(真メラニン)と赤色のトリコシデリン(亜メラニン)の2種類があり、毛髪の色が人種などにより様々なのは、メラニン色素の種類とその含有量の違いによるものだと言われています。
真メラニンが毛髪に多く含まれていれば、髪の色は黒褐色ですが、真メラニンが少なくなるにつれて黄色味が強くなり、黄褐色からブロンドになります。
赤毛の色素は、ほとんどが亜メラニンで真メラニンは微量であると言われています。
メラニン色素は、酸化剤によって、脱色され易いので、カラー薬剤には脱色剤として過酸化水素や、過硫酸塩が使用されています。
■微量元素
毛髪の色は微量に含まれている金属の種類によっても異なると言われています。
白髪にはニッケル、黄色系の髪にはチタン、赤毛には鉄・モリブテン、黒髪には銅・コバルト・鉄が多いと言われています。
スポンサードリンク
【ENESのWEB美容学校】HOMEへ戻る 毛髪辞典へ戻る
|