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ヘアカットの仕方【ENESのWEB美容学校】HOME>ヘアデザインクラス>20世紀初頭
19世紀末から20世紀初頭のファッションとヘアスタイルについて解説します
NIKKO校長の特別講義 |
19世紀末期の後期バッソルスタイル コルセット 大きな画像はこちらで見れます 鹿鳴館のドレス姿 |
20世紀初め、自動車、電話、映画などが次々登場し、科学技術の発達で、生活を豊かになり、消費文化の時代が幕を開けました。 さらに、1896年に始まった近代オリンピックあたりから始まったスポーツブームは、1904年にはサッカー、1913年には硬式テニスの国際協会が発足し、さらに広がりを見せ、人々はもっと機能的な服を求め始めていました。 しかし、女性たちの服装はまだ、コルセットで、ウエストを極限まで絞り、腰にはバッソルと言う腰あてをつけることで人工的にS字型シルエットを作りだす、前世紀からのファッションを引きずっていました。(図参照) コルセット言うのはいわゆる矯正下着の事です。(図参照) 矯正下着なら現代でも似たようなものはありますが、決定的に違うのはウエストの細さです! 現代の女性が当時のコルセットを着用したら、3分もしないうちに酸欠でぶっ倒れるか、ゲロ吐き(下品な表現でごめんあそばせ)状態に陥るでしょう 当時の女性の涙ぐましい努力には脱帽ですわ。 同じ頃、日本でも洋装化が始まりました。 軍服などでは既に洋服をとり入れていた日本ですが、一般的にはまだほとんどの人が着物のこの時代、官設の社交場「鹿鳴館」では頻繁に女性同伴の舞踏会が催され、ドレス姿の上流階級の女性たちがダンスに興じておりました。 残念なのはヘアスタイルがまだ、洋装について行かず、日本髪を小ぶりにアレンジしただけなので、なんともいえぬチグハグ感を感じますわ。 次ページへ続く |
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