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ヘアカットの仕方【ENESのWEB美容学校】HOMEヘアデザインクラス1960年代(PART1)


1960年代のファッションとヘアスタイルについて図解入りで解説します

NIKKO校長の特別講義

  文化のビッグバン  1960年代(PART1)


デビュー当時はモッズルックだった


中期のミニタリールックのビートルズ
ずいぶん印象が変わりました
日本ではGSルックと呼ばれた。



ジョン以外はサイケデリックファッションのビートルズ。


Aラインのミニワンピースを着るトゥイギー



デコなヴェスパにまたがるモッズな若者


60年代の資生堂のポスター。
う〜んサイケです

もし、タイムマシンがあったとして、好きな時代と場所に連れて行ってくれるとしたら、わたしは、迷わずに時代は1960年代、場所はロンドンを選ぶわ。

60年代のロンドンは「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれ文字通り世界の文化の中心だったのよ!

たくさんの才能豊かな若者が次々と登場し、互いに刺激しながら、後世に残る大輪の花を咲かせました。

あ〜興奮するわ〜  ちなみにこの時代には私も生まれておりましたが、まだ、サンダーバードと秘密のアッコちゃんが大好きな、まだガキだったのよ〜。
あと10年早く生まれたかったわ〜。 そしたら、家財道具を売り払い、親を質に入れてでも、ロンドンを目指したわ。

それはさておき、まず、みんな知ってるビートルズ
62年に「ラブミードゥ」でデビューした彼らは、あっという間にミュージック界の頂点に上り詰めました。
また、彼らのファッションも世界中に影響を及ぼしました。

デビュー当時は流行の※1 モッズスタイルでしたが、次第に※2 ミリタリー調やナポレオン調になり、60年代後半には※3 サイケデリックスタイルと音楽とともにファッションも変化して行きました。

それと、男性の長髪を最初に流行らせたのもか彼らです。
とはいっても最初の頃は耳が隠れるくらいの長さで、今から言えば「はっ、どこが長髪?」と言うくらいのかわゆいものでした。(後期には肩につくくらいの立派な長髪に成長しました)

次に紹介するのがマリー・クワント
59年に発表したミニスカートがストリートを中心に若者に受け入れられ、それに目をつけたフランスのクレージュがコレクションに取り上げたのをきっかけに世界中にミニスカートブームが起こりました。 
当時イギリスのスパーモデルの「トゥイギー」がミニスカートを身にまとい来日すると、日本でも当然のごとくミニスカート熱病が大流行。 この時期、老いも若きも女性はみ〜んな感染してミニスカを、はいてましたわよ。

この他にもマリークワントは、カラータイツ、ヒップボーン、スキニーパンツ、ロングブーツなど60’Sファッションの大部分を占めるアイテムを発表。
世界にもっとも影響を与えたデザイナーの一人に加わることになりました。

そして、どんじりに控えしは、カリスマなんて言葉では形容できない「偉大にして、崇高なヘアカットの創造主」ビダル・サスーン!!ジャジャーン!!!
ビダル・サスーンについては長くなるので、PART2で説明します

60年代にはこの他にも、BIBAなどたくさんの若き才能が一斉に開花しました。
どうして同じ時代に、こんなに集中したのか解らないけれど、こんな時代はもう来ないでしょうね。
60年代をモチーフにしたファッションやヘアはいまだに使われる事が多いので、みなさんしっかり勉強しておいた方が良いですよ。


※1 モッズルック  
ロンドンのカーナビ-ストリートを中心に発生し、世界中に広がった主に男性のストリートファッション。
様々なバリエーションはあるが、細身のサイドベンツのジャケットに、同じく細身のパンツ、デザートブーツを履き、頭にはポークパイハットと言うのが代表的なアイテム。
フレッドペリーのポロや黒のタートルネック、リーバイスのジーンズなども、ジャケットに合わせられた。
また、彼らはミラーやライトで過剰に装飾したべスパ(スクーター)を愛用していたので、寒さ対策として米軍払い下げのカーキ色のコートなども愛用していた

※2ミリタリーとナポレオンルック
ミリタリーとはいわゆる軍服の事とは言っても第1次大戦の頃のクラシックでデコラティブな軍服
ナポレオンルックも同様当時の軍服がモチーフ

※3サイケデリックファッション
LSDの服用で生じる幻覚をモチーフにしたファッションだが、ファッションだけに留まらず、アートや音楽にまで影響を及ぼした。
既成のモラルや表現を拒否し精神の解放を目指したヒッピー達に好まれた。
極彩色の花柄プリント模様や光沢素材のワンピースなど幻想的で抽象的な模様が使われた。


もっと詳しく勉強したい方へ

60年代を理解するのにとても役立つ本とDVDです

 ダサい邦題がついてますが、伝説的ロックバンドのザ・フーのアルバム「四重人格」をもとに作られた映画。
60年代のブライトンを舞台にモッズとロッカーズの対立を軸に、モッズ達の暮らしぶりを描いてます。
これを見るとモッズがどういうものか良く解ります
最近復活した、60年代ロンドンの伝説的なショップでもありブランドでもあった「BIBA」。
当時の写真を見ると、まるで現在のファッションフォトを見ているような錯覚に陥るほど、今の流行に取り入れられているのが、良く解ります。イカした表紙を裏切らない内容。ロンドン好きにはたまらない本です。
スウィンギングロンドンのファッションを紹介した本。
なかなかのセンスで見るだけでも楽しめる内容

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