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ヘアカットの仕方【ENESのWEB美容学校】HOMEヘアデザインクラス1990年代のヘアとファッション

1970年代のファッションとヘアスタイルについて図解入りで解説します



NIKKO校長の特別講義




最終回 帝国の落日 1990年代

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バブル期に咲いたあだ花。
ジュリアナお立ち台のトサカヘアと穴ぼこボディコン姿ののお姉さま。
スタイルは決まっているが、踊りはヘタクソだった。
およそ100年に渡ってファッションとヘアについて紹介して来ましたこの講義も今回で最終回となります。 

なんだか、お名残り惜しいですわ。

90年代初頭の日本は80年代から続く異常な好景気の真っただ中でした。

ヨーロッパの高級ブランド本店には日本人が大挙して押しかけ、高級マンションは完成前から既に完売、クリスマスときた日にゃ、カルティエのショップには、彼女へのプレゼントを買うために男性の行列が出来た などなど、今から思えば明らかに異常と思えるような日々が続いておりました。

この時代を象徴するのが91年にオープンした巨大ディスコ「ジュリアナ東京」です。
お立ち台に上がるのはボディコンスーツにトサカワンレンヘアの娘たち。

ボディコンスーツと言っても、ジュリアナに来る娘達のボディコンは、いたるところ穴ぼこだらけで、本来の意味の体を意識すると言うより、体を露出するって感じだったわよ。

90年代初頭の日本人は、実体よりも大きく膨れ上がった日本経済が遂に臨界に達し、すでに、足元が崩壊し始めているのに、全く気付かないで踊り狂っていると言う感じだったわね。

それに、ワンレンブームには、まったく参ったわよ。

だって、ロングへアをただワンレングスにカットして、パーマをかけるにしても、前髪だけを前に1本、後ろに1本巻くだけのトサカヘアよ。

仕事が面白くないったらありゃしなかったわよ。

この頃美容師になった人は後から苦労したと思うわ、だってワンレングスしかやってないからね〜。
まったく、美容師にとっては暗黒時代っだたわね。

ファッションブランドの企業化

一般の企業より先にファッション界ではM&A(合併や買収)が始まったのがこの時代です。

有名なのがルイビトン、セリーヌ、ダナキャラン、ジバンシーなどを傘下に持つLVMH(モエヘネシールイビトン)や、グッチ、サンローラン、バレンシアガなどが傘下のPPRです。

M&Aにより巨大化したこれらの企業は世界的な戦略が立てられるようにはなりましたが、デザイナー達は、常に売れる服を作り続けなければならないと言う重い課題を背負わされるようになりました。

コギャルの誕生そして増殖

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