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ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1934年アメリカで発見されたアミノ酸の一種のムコ多糖で、炭素、水素、酸素、窒素から構成されています。
もちろん、我々の体内にも皮膚など水分の多い場所に存在しています。
ヒアルロン酸の特徴は何と言っても「保水力」です。
ヒアルロン酸には水と結合しやすいヒドロキシル基(水酸基−OH)という成分を多く含んでいるので、1gで約6リットルの水分を
保持できるのです。
このヒアルロン酸が皮膚内にあるおかげで、皮膚はうるおっていられるのですが、ヒアルロン酸はとても壊れやすい上に加齢と共に減少して行きます。
幼児期のヒアルロン酸の量を100とするなら60歳では25と約1/4になってしまうのです。
その為皮膚や髪は潤いがなくなり、皮膚にはしわなどが出来たりします。
それならばヒアルロン酸を補ってやればよいのですが、ヒアルロン酸は分子量が大きいため皮膚などから浸透できないのです。
その為に美容整形などで行われるのが注射によるヒアルロン酸注入です。
分子量が大きいという事は、逆に体内に入ってしまえば出にくいともいえます。
また、最近は分子量を小さくした低分子ヒアルロン酸が開発され、化粧品や、トリートメント剤に入れられています。
現在ヒアルロン酸は主に鶏の鶏冠から抽出されています。