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今までドレーン管理にあまり携わっていなかった看護師の方はドレーン管理は何を見ればよいのか、患者の異常をどう見極めればよいのかなど分からないことが多いでしょう。
そんな方のために見方やポイントを分かりやすく解説します。
一般的には空気漏れと言う意味ですが、胸腔ドレナージの場合は胸腔内に溜まっていた空気が排出されている状態の事を指します。
エアリークはドレナージ装置(3連ボトルシステム)の水封室内の蒸留水に気泡が出ているので確認します。
気泡が持続して出ていればエアリークがあると判断できます。
エアリークが呼吸時のみ出る場合は軽度の損傷と判断でき、自然に治まることが多いですが、呼吸に関係なく連続してある場合は重度の損傷か、ドレーン回路に漏れがある場合があります。
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激しく出ていた気泡が徐々に減少していく
これは正常な状態です。
胸腔ドレーン開始直後は、気泡も激しいですが、状態が改善するにつれて徐々に気泡が少なくなり、完全に消失すれば胸膜の穴が治癒された事ですので、ドレナージを終了します。
ドレナージ開始直後からエアリークが出ていない
これはドレーン回路のどこかから空気が漏れているか、ドレーンが閉塞状態になっているかが考えられますので確認しましょう
断続的になった気泡がまた連続的になった
胸腔内でまた気胸が再発したか、チューブはずれなどのドレーン回路の気密性不良が考えられます。
断続的な気泡がずっと続いていて一向に減少しない
胸腔内の気胸が治癒しないなどの異常か、チューブはずれなどのドレーン回路の気密性不良が考えられます。
異常事態時のドレーン回路のチェック項目
〇刺入部の固定の異常の有無
〇ドレーンとボトルシステムの接続の確認
〇水封室と吸引圧制御ボトルの接続の確認
〇吸引措置が吸引口に確実に接続され、吸引圧が制御されているか
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