刈り上げのやり方1(基礎編)
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刈り上げとは
刈り上げは、とてもシンプルな技術です。
簡単にいえばグラデーションカットになっていて、切り始めが一番短く(コーム1枚分の長さ)、徐々に長くして行って、最終的に指にはさんで、ぎりぎり切れる長さまでカットする事です。
しかし、通常のグラデーションカットなら直線でカットして行きますが、ネープセクションは首から襟足にかけては少し、えぐれていて、その先は丸く出っ張っている、ゆるいS字型になっているので、グラデーションもS字につけて行かねばなりません。
問題はそのグラデーションをいかにスムーズにつけるかと言う事です。
コームの役割
ヘアカットで大切なのはハサミを持つ右手ではなく、毛束をはさむ左手と言いますが、刈り上げでも一番大切なのは左手で持つコームの動きと頭皮に対する角度です。
左のイラストように初めは地肌にぴったりとくっつけて切り始め、徐々に地肌から離して行きます。
その時に、大切なのはコームの歯先の方向が地肌に向かわず、常に地肌から離れる方向にある事です。
ありがちな失敗
コームの歯先の方向が頭皮方向に向かってしまうと、イラストのようにカットラインが階段状になってしまいます。
そうすると右のイラストように段差の腺が入ってしまいます。
これを、防ぐためには左手にコームの動かし方を覚えこませるしかありません。
つまり、ひたすら練習して熟練するしかないのです。
刈り上げのデザイン
刈り上げをヘアスタイルにどのように組み合わせるかは自由ですが、一般的には次のように入れます。
ボブスタイルには水平ラインで入れますが、サイドまで刈り上げる場合やレイヤーカットにネープだけ入れる場合は後ろ下がりのラインで入れた方がバランスが取れます。
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