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8レベルの1剤と6%の2剤を調合します。
最初は、染まりにくいネープから薬剤を塗布して行きます。
根元1cmははずして、既染部に少し重なるくらいに、刷毛を寝かせて多めに塗布して行きます。
バックの塗布が終わったら両サイドに移り、頭全体を同じ要領で、根元と既染部を外して塗布します。
塗布し終わったら、8分〜10分程度自然放置します。 |
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塗布が終わっている部分のある程度の発色が確認出来たら、既染部の塗布に入ります。
既染部は新生部とは薬剤を変える必要があります。
オシャレ染めの8レベルの薬剤には、トーンダウンする力はありません。
最近は簡単に希望のレベルまでトーンダウン出来る薬剤があるので、あれば、それを選択します。(既染部は既に脱色されているので2剤は3%を使用します) |
トーンダウン専用の薬剤が無いようなら、少し計算が必要になります。
レベル |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
色素量 |
10 |
9 |
8 |
7 |
6 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
上の表は各レベルのカラー剤の色素の量を表したもので、レベルが低いほど色素の量は多くなっています。
実際の薬剤に、この通りに色素が入っているのではなく、あくまでも、調合するときの考え方と言う風に理解して下さい。
トーンダウンするためには希望のレベルの上と下のレベルの薬剤を調合して、希望のレベルの色素量になるようにします。
8レベルにトーンダウンするには9レベルの薬剤と6レベルの薬剤を2:1で混ぜます。
計算の仕方は、9レベルの薬剤の色素量は2で、これを6レベルと2:1でまぜるので、
2×2=4になります。
一方、6レベルの薬剤の色素量は5で、混ぜる割合は1なので、5×1=5になります。
それぞれを足すと4+5=9になります。
これが2:1つまり3入っているので、9を3で割ると、9÷3=3になります。
この3が色素量になります。上の表では8レベルの薬剤の色素量が3なので、この調合で8レベルにトーンダウン出来ると言う事になります。
もちろん、他のレベル同士の組み合わせでも、計算で色素量が3になるように出来れば、それで構いません。
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頭全体の既染部を塗布したら、時間を置かずに、すぐに根元の塗布に入ります。
根元は染まり易いので、刷毛を立てて塗布量は少なめにします。
全体に塗布し終えたら、5分程度自然放置し、テストします。
まだ発色していないようなら、もう4〜5分置き再テストします。
※状況によっては既染部を塗布して、少し時間を置いて根元を塗布する場合もあります
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根元から毛先まで同じ色に発色したら、目の粗いコームで、髪を梳きます。
これをコームスルーと言います。
この時コームを寝せると薬剤を取ってしまうので、頭皮に対して直角に立てて、コームスルーします。
コームスルー後、5分置いてシャンプーします。 |
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シャンプーする前にカラー薬剤の、乳化をします。
シャンプーボウルにぬるめ(35度くらい)のお湯を貯め、手でお湯をすくい、髪全体にかけて、地肌をマッサージする感じで薬剤とお湯を混ぜ合わせ乳化します。(約3分間)
その後、薬剤をシャワーですべて洗い落し、2回シャンプーします。 |