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パーマ辞典

パーマの原理



パーマは、なぜかかるのか


毛髪の主成分であるケラチンはポリペプチド鎖と呼ばれる主鎖が毛髪の縦方向にたくさん並んでおり、さらに主鎖同士が水素結合、塩結合、シスチン結合と呼ばれる横の結合(側鎖)で互いに結合しあって網目状の構造をしています。
この網目構造が髪に弾力性を与えています。

パーマはこのポリペプチド鎖の横の結合(シスチン結合)を一度切り離し、ロッドに巻いた状態で再結合させるます。
ポリペプチド鎖同士がずれた状態で再びつながるので、髪にウェーブがつくのです。

パーマはなぜかかるのか イラスト

1 パーマ施術前の状態

2 ロッドに巻かれた状態でパーマ薬剤1液を塗布すると側鎖が切断され、主鎖がずれます。
この側鎖を切断する事を科学用語で還元と言います

3 パーマ薬剤2液を塗布することで側鎖がずれた状態で再結合されますが、100%再結合はできず、いくらかは切れっぱなしの側鎖が残ります。(この割合が多いと髪の弾力性が失われダメージの原因になります)
この、側鎖を再び結合させる事を酸化と言います

これが一般的に言われるパーマの原理です。最近はいくつかの別の理論も発表されていますが、なにせ髪の内部で起こっている事なので、見る事が出来ないので、どの理論が正しいとは言えないというのが現状です

※科学用語で還元とは @物質が酸素を失う A物質が水素と化合する B原子やイオンが電子を得ることで、酸化とは@物質が水素を得る A物質が酸素と化合する B原子やイオン化ら電子が失われることで、正反対の反応を言います

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