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パーマ辞典
正式な呼び名はパーマネントウェーブ。
薬液やロッドなどを使い髪をウェーブ状やカール状に変化させ、半永久的に定着させる事
パーマの歴史は古く、紀元前3,000年まで遡ることが出来ます。
その頃のエジプトで、アルカリを含む粘土を髪に塗り、木の枝に巻きつけて、毛髪に化学変化を起こし、髪にウェーブをつけていたらしいです。
その後ギリシャ、ローマ時代には火で焼いた鉄の棒でカールをつけたり、1875年にフランスでマルセルがヘアアイロンを発明しました、しかしこれらの方法でつけたウェーブは一時的なもので、長持ちはしませんでした。
現代のパーマの原理を最初に考え出したのは、20世紀初頭ドイツ人のチャールズ・ネッスラーで、彼はアルカリ性の水溶液を髪に塗り棒に巻きつけ、熱を加えることで髪にパーマネント(永久的)なウエーブをつける事に成功しました。
その後、薬品や加熱器具に改良を重ね、1920年代に、電気で加熱し、パーマをかける電髪パーマが普及しました。
しかし、当時、パーマがかかるには100度以上まで加熱しなければならず、お客様はかなりの我慢を強いられました。
戦後の日本では電力不足から電気の代わりに炭で加温してパーマをかけていたそうです。
そのため、髪が焼けてロッドごと抜け落ちることもあったそうです。
やっと1940年代にアメリカでチオグリコール酸が加温せずにパーマをかける事が出来る事が発見され、現代の形に近いパーマが完成しました。
チオグリコール酸は製法が簡単で、臭いも少なく無害なので、世界中に広まりました。
現在業界ではパーマ薬液の事を「コールド」と呼びますが、チオグリコール酸の薬液が発明される前までは加温、つまりホットな状態にしないとパーマが、かからなかったのに対し、こちらは室温でかける事が出来るため「コールドパーマネントウェーブ」と呼ばれていたのに由来します
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