スポンサーリンク
現在(2012年9月)は経済が世界的に低迷し、上昇に転ずる材料が見当たらないので、まだあと数年間は同じような状況が続くと言うのが一般的な見方らしく、わが美容業界も、前年比10%ダウンまでなら良い方と思わなくてはいけないそうです。
さらに、美容業界においては、この様な状況にもかかわらず、美容室の軒数は上昇し続けており遂に22万件を突破しました。
全国で22万軒ならそんなに多くないのでは思いますが、すでに飽和状態と言われるコンビニの軒数ですら約4万軒なので比べ物にならず、全国の信号機の数より多いと聞くと、さすがに厳しいなと思います。
こんな事を書くと、今の時期に美容室を出店するなんて、とても出来る状況ではないなどと思いがちですが、すこし見方を変えれば、明るい材料はいくつもあります。
明るい材料1 22万軒の中身
全国の美容室軒数22万軒とは言いますがこの内、大型の店舗やチェーン展開している店舗はごくわずか、たしか5%ほどだったとおもいます。
残りの95%は少人数で経営している店舗で、一番多いのは1〜2人の店舗です。
さらに、その中のおそらく半分以上は美容師の年齢が高い店舗のはずです。
私の経験から言わしてもらえば、美容師は若い内が絶対に稼げます。
お客様から見れば、高齢の美容師が何十年とやっている店より、若いオーナーの新しい店舗の方が何倍も魅力的に見えるはずです。
明るい材料2 超低金利時代
今は銀行の定期に預けても年利は0,02%ほどなので、ほとんど元金を増やす事ができません。
お金を貯めるには最悪の時期なのですが、逆にお金を借りるには良い時期です。
私がお店を始めて出したときは1980年代半ば、つまりバブルの真っ只中でした。
景気はとても良かったのですが、その分融資の金利はとても高く、毎月元金とは別に利子だけで1万円以上払っていた記憶があります。
その頃の金利と比べると現在は1/5くらいになっているのではないでしょうか。
つまり、今は貯めるより借りる時代なのです。
明るい材料3 サービスやテクノロジーの進化
今は古着屋さんはとても流行っていますよね。
古着屋は昔からありましたが、過去の古着屋は、こんな服一体誰が買うのだろうか?と思うような物がほとんどでしたが、今の古着屋は扱っている商品も新しく、種類も豊富なので、人気が出るのもうなずけます。
こういうリサイクルの店舗は服飾品だけではなく、美容機器を専門に扱う店舗もたくさんあります。
扱っている商品も、新古品に近い物が多く、新品の1/2〜1/5の金額でそろえる事ができるので、これを利用しない手はありません。
「中古理美容機器販売」で検索すれば山ほど出てくるので、根性で、しらみつぶしに見てゆけば、程度が良くて好みの物も見つかるはずです。
ネット時代ってありがたいですね。 家に居ながら全国の店舗を見ることが出来るわけですからね。
一番大切なこと
やはり自分の気持ちが一番大切です。
多少の困難は覚悟で、自分の夢を現実にしようと言う気持ちがあれば、好景気、不景気などは関係ないと思います。
自分の気持ちやモチベーションが充実しているなら、今が独立するのに一番適している時期なのです。
スポンサードリンク