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店舗探しは、退職する前から探し始めても良いのですが、時間は限られるし、良い物件が見つかったとしても、直ぐに契約と言うわけには行かないので、退職前には大体この辺と言うようにエリアだけを絞っておいて、退職後にそのエリアをじっくりと探しましょう。
住む場所を探すときは最初に不動産屋に行きますが、店舗探しは、自分が出したい場所を自分で見て回るのが一番良いと思います。
その時は車を使わず、出来れば自転車を使うのが一番です。
徒歩はエリアが広いと途中で疲れてしまいますし、車だと空き店舗が見つかるたびにパーキングを探さねばならないから、かえって不自由です。
お気に入りの空き店舗が見つかったからと言ってすぐに契約するのではなく、出来れば、朝の通勤時間帯、日中、帰宅時間の3回そこに行き交通量や客層などを観察しましょう。
また、現代は車社会ですから駐車場のある無しなども考慮しなければなりません。
ここでほぼ決まりかなと思ったら、とりあえず手付金を1万でも構いませんから払って他の人に取られないようにしておきます。
その時に、だめもとで家賃の交渉もしましょう。
こういうご時勢だから1万くらいなら下げてくれるかもしれません。
1等地が一番良いとは限らない
駅や銀行の前や繁華街など人が集まってくる場所に出店するのが、やはり有利なのでしょうが、こういう場所は家賃もそれ以外の場所と比べると2〜3割高めですし、ライバル店も多いものです。
家賃と言うのは金額が固定されているので、その月の売上に関係なく決まった金額を支払わねばなりません。
売上が良い月は楽に払えても、悪い月は結構キツイものです。
だから、1当地より2〜3割安いところを借りて、その分を広告宣伝費としてチラシ作成や地域のフリーペーパー誌の広告とするという手もあります。
広告宣伝費なら月により出費を調整ができます。
コンビニの近く
「コンビニが近くにあれば、お弁当や飲み物が買えて便利だなあ」と言う話ではありません。
コンビには出店する前に入念な付近の交通量の調査を行います。
一見良い場所とは思えないような場所でも、美容室より遥かに多数の顧客を必要とするコンビニが出店していれば、一定の交通量や人通りがあるということなので、ねらい目と言えます。
経験上いえる事
私の店の近くに、駅のすぐそばで、さらに大通りの角と言う紛れもなく1当地と思えるビルがあるのですが、そこの1階の貸し店舗は、不思議とどんな業種が入っても長続きせず、長くても数年で皆撤退してしまいます。
一度は大手のファストフード店が入ったので、これなら長続きするだろうと思っていたのですが、やはり数年で撤退してしまいました。
不思議に思い原因を探ってみると、場所が良いのでオーナーが強気で付近より高く家賃を設定してるそうです。
しかし、その割に、ビルの管理には無頓着で、郵便受はチラシや郵便物が溢れており、階段などの共有部分も清掃もほとんど行われていないようで、植え込みには空き缶などが長い間そのまま放置されていました。
さらに専用の駐車場が近辺に無い。 などの原因が解りました。
賃貸契約を結ぶ前にこういった事もチェックしておいた方が良いと思います。
もう一つ別の話をします。
私の同業者の友人は駅前の繁華街から一歩入った、どちらかと言うと裏通りに最初に店を構えました。
お世辞にも良い場所と言えるような所ではなかったのですが、数年後、彼は見事に繁盛店に仕立て上げ、その後は合うたびに店舗が増えていて、現在は5〜6店舗は経営しているようです。
苦労人の彼はいつ合っても情熱に満ち溢れていて、熱く夢を語り、落ち込んだ姿など見たこともありません。
結局のところ、お店はどこに構えるかが重要なのではなく、常に熱意と夢を持ってやってゆくことが大切なのかもしれません。
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