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店舗の内装工事を請け負う業者選びで大切なのは、信用置ける業者を選ぶことです。
内装工事に関しては私たちは全くの素人なので、悪質な業者が手を抜こうと思えばいくらでも出来ます。
私の知り合いが数年前にの中古の家(リフォーム済み)を購入したのですが、仲介した不動産からリフォーム業者を紹介され、業者の言われるままにリフォームしたところ、前より安っぽくなってしまったばかりか、床材の模様が食い違っていたりとか、かなりいい加減な仕事でした。
自分や、家族の知り合いに内装業者いれば良いのですが、そうでなければ勤めていた頃の先輩に独立した人が何人かは居るでしょうから、そう言う先輩の店を訪ねて、良い業者であれば紹介してもらうのも良いでしょう。
内装業者の種類
内装業者は大きく分けると会社組織になっている大手と、個人でやっていて家から店舗まで何でもこなすと言う小さな所に分けられます。
私は店舗の改装や移転などで、どちらの形態も体験しましたが、それぞれに一長一短があります。
大手の業者
大きな所はやる事にそつがなく、店舗デザインばかりではなく、様々な事をやってくれます。
特に美容関係のメーカーや材料ディーラーなどがやっているところは、店舗探しから人口調査、新メニューの考案、チラシの製作まで、まさに至れり尽くせりです。
また、専門のデザイナーがいるので、デザインもあか抜けており、イメージ画なども書いてくれます。
ただし、その分費用はかなり高くなります。
私はあらかじめ予算はこの位と伝えていたにもかかわらず、最初に出来上がったデザインは伝えておいた予算の倍近くになっていました。
当然の事ながらそんな予算はありませんでしたから却下しましたが、描かれていたデザイン画はとても素晴らしく、もし資金に余裕があればOKしていたかもしれません。
それから、あれも要らない、これも要らないと削りに削って、ようやく考えていた予算に近い金額まで落とすことが出来ました。
最初に見せられたイメージ画とはだいぶ遠い感じにはなりましたが、それでも周囲からは「かっこ良い店が出来たね」と褒められました。
個人の業者
個人の場合はイメージ画などは書いてくれないところがほとんどで、セット面やシャンプーブースの位置といった基本的なレイアウトから壁紙、床材、照明などの細部にいたるまで、施工業者と相談しながら決めて行きます。
だから、個人の業者に依頼する場合は、造りたい美容室のイメージをあらかじめしっかり固めておく事が大切で、出来ればイメージに近い写真などを用意しておいた方が、間違いなく伝わると思います。
壁紙や床材など膨大な見本から選んでゆくのは大変な作業ですが、出来上がりを想像しながら選んでゆくのは、けっこう楽しくはあります。 また、カタログには素材の単価が書いてあるので、大まかな費用が分かると言う利点もあります。
ちなみに、大手に依頼したときには、すべておまかせで、この様な工程は一切ありませんでした。
個人の業者に依頼する最大の利点は、工事費の安さで、一概には言えませんが大手に比べて最低でも2〜3割は安く出来たと言うのが私の感想です。
だからと言って、個人の業者に依頼した店舗が安い材料で造っているから長持ちしないと言う事はなく、むしろ逆で、大手に頼んだときは1年後には壁紙が一部はがれ始め、数年後には、これも一部ではありますが床がブカブカになりました。
現在の店舗は個人の業者に依頼したのですが、3年以上経った今でもそのような事はありません。
私が思うに大手はある意味店舗を造り慣れしており、内装は5〜6年おきに改装するのが当たり前と言う認識で、材料も耐久性ではなくデザイン重視で使っているように思いました。
一方私が今回依頼した個人の業者は店舗より1軒屋の方が経験が多いので、家を造るクオリティで店舗を造ってくれたようです。
大手と個人どちらが得か
前にも述べましたがどちらにも一長一短があり、どちらが得という事はいえません。
資金に余裕があり、他の美容室に負けないオシャレな店を造りたいと思うのであれば、数多くの実績がある大手に依頼するのが良いでしょうし、シンプルな内装で良いから出来るだけ低い予算で造りたいと思うのであれば個人と言う事になるでしょう。
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