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「パミロール倒産」のニュースで思い出した、いくつかの謎

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そのニュースを聞いたとき、私はパミロールという言葉には聞き覚えがあったのだが、それが何だったかしばらく思い出せずにいた。

しばらく考えた後、遠い記憶の霧の中から現れたのは70年代のアイドル歌手だった。

彼女は「森昌子」と言って当時の新人発掘番組で優勝し、教師への淡い初恋を歌った「せんせい」デビューした歌手で、同時期にデビューした同い年の山口百恵、桜田淳子とともに「花の中三トリオ」と呼ばれ、時代のアイドルになった。

なぜ、パミロールで森昌子を思い出したのかと言うと、デビュー当時の森昌子は、当時ショートカットが流行っていたとは言え、アイドルには珍しいヘッドシェープくらいのベリーショートだった。

そこまで髪を短くしなければならなかった理由は、彼女の髪は強い癖毛だったからだ。
専門用語で言わせてもらえば「波状毛」と言われる癖毛の中でも特に落ち着きが悪い髪質で、これを見栄え良くするために、当時の美容技術ではベリーショートまで切り込むしか方法が無かった事は容易に想像できる。

しかし、そこまで切り込んでも癖毛を隠すことはできず、「タワシ頭の森昌子」と半分親しみを込めて揶揄されたりもしたが、かえってそれが彼女の個性になり、浮き沈みの激しい芸能界で、結構長い間活躍していた。

そんな中、最初「タワシ頭」だった彼女の癖毛が徐々にゆるくなって行き、何年か後には癖毛である事はほとんどわからない様になってしまった。

現在の縮毛矯正技術など、影も形も無かった当時、聞こえてきたのは「森昌子はパミロールシャンプーで癖毛を直したらしい」と言ううわさだった。

このうわさは瞬く間に全国規模で広がり、パミロールの知名度も一挙に全国区となった。

謎その1


ここで、私は疑問を感じた、携帯もネットも無かった当時、どうして短期間で全国にこのうわさが広まったのだろうか、森昌子本人がTVか雑誌などで「わたし、このシャンプー使ってま〜す」みたいな発言をしたのだろうか。
それとも、パミロール側がパンフレットなどに彼女を載せたりしたのだろうか。

しかし、私が聞いたのは、あくまで「使っているらしいよ」と言う、うわさだけで具体的な証拠となるものは一切見ていない。

はたして彼女は本当にパミロールを使っていたのだろうか?

しかし、当時のうわさが真実だったと仮定すると次の謎が浮かび上がってくる。

謎その2


当時の技術で本当に癖毛を直すシャンプーを作ることができたのだろうか?

ちなみに、私の知る限りでは、現在でも癖毛の落ち着きを良くするシャンプーはあっても癖毛を直すシャンプーは無い。

私の推測
彼女がデビューしたのは十台半ばの頃、髪も一番太く、しっかりしている頃なので、当然癖も強く出る。
その後、多忙で不規則な芸能生活と加齢により、髪が細くなり、その結果として癖が目立たなくなったのではないだろうか。

もちろん、本人も努力はしただろうし、パミロールが皮脂膜の保護や保水、保湿と言う面で、それを手助けしたのかもしれない。
彼女の場合、特にその落差が大きかったのではないだろうか。。

パミロールはその後、約半世紀にわたり、美容室を中心に販売され、激戦のシャンプー剤業界で今まで生き残ってきたのだから、それなりに優れた製品だったことは確かである。

謎その3


パミロールが破産手続きに入ったのは昨年12月らしいが、実はパミロール製品は今でもレノールと言う会社から販売されているようだ。

これは一体どういうことなのだろうか? 創業者の親族が何かの原因で別れ、地方の銘菓などでよくある「本家」と「元祖」のような関係で同じ名の商品を作っているのだろうか?

何はともあれ、パミロール製品を長年愛用している方はこれからも購入できるみたいで一安心だが、パミロールに関する謎は深まるばかりだ。

どなたか詳しい方に、ぜひ教えていただきたい。

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