スライドカットとは、８０年代に編み出されたカットテクニックで、最初に行ったのはＴＯＮＹ＆ＧＵＹのアンソニー・マスコロだったと記憶しています。
当時、ツーブロックカットと言う、現在のツーセクションカットに近い、アンダーセクションとオーバーセクションが極端に長さが違うヘアが流行していました。現在のようなソギのテクニックが当時はまだ存在していなかったので、単に上下や前後の長さを変えただけでは違和感のあるスタイルになってしまいます。
そこで考え出されたのが、シザーズを半開きのまま、レザーの様に髪をソギながら２つのブロックをつなぐスライドカットでした。
このやり方だとツーブロックスタイル特有の、長さの違いは残しながら、違和感が無くなるという画期的なテクニックでした。
スライドカットは、現在も、多少変化はしましたが、使われ続けているテクニックです
なお、現在のスライドカットのやり方は、こちらのページで解説しています。
関連項目 ツーブロックカット