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美容室開業マニュアル11 帳簿の付け方H

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ここからは開店後のマニュアルになります。

店舗の営業を始めたら必ず帳簿と言う物をつけなくてはなりません。

商業高校出身者ならある程度なじみがあるでしょうが、私を含めそうではない人にとっては、貸方、借方など専門用語を言われても、ちっとも解らず、とても面倒くさいと感じますが、経営者になった以上は帳簿の記入は義務でもあり、経営の状態を把握するためにもとても大切な物でもあります。

売上はそこそこ上がっているはずなのに、利益が少ないなどと言う場合、帳簿を元に分析を行えば、材料費が多すぎる為など原因が特定できます。

慣れないうちは難しく面倒に感じるでしょうが、慣れれば自然に出来るようになりますので、頑張りましょう。

帳簿付けや確定申告なんかめんどくさいとお思いの方はこちら

帳簿の種類


一口に帳簿と言っても、様々な種類があり、入門書によると、個人事業者には「現金出納帳」 「売掛帳」 「買掛帳」 「経費帳」 「固定資産台帳」 さらに、必要に応じて「預金出納帳」 「受取手形記入帳」 「支払手形記入帳」が必要と言われます。

「冗談じゃないよ、いきなりそんなにたくさんの帳簿に記入できるわけが無いよ!」と思いますよね。
その通りです。私もそんなに、たくさんの帳簿など付けていません。

以前指導を受けていた税理士から「現金出納帳」と「銀行勘定帳」だけは記入してくださいねと言われたので、その2冊だけは今でも必ず記入するようにしています。

帳簿の基本


帳簿とは簡単に言えば家計簿のような物で、収入と支出を書いて行くだけです。

家計簿における収入は月1回の給料日のみですが、店舗の場合は毎日売上が発生するので営業した日は○月×日売上30,000円と言うように記入して行きます。

また、材料代や、電気代、雑誌、洗剤など数日に1回くらいは支出もあるので、これも当然記入して行きます。

これだけなら家計簿と大差ありませんが、帳簿に記入する場合は必ず収入、支出ともに勘定科目を最初に書かなくてはなりません。


勘定科目とは

家計簿を付けている方は、1ヶ月分記入し終わったら、食費、光熱費、学費などに分類し、円グラフなどにして「う〜ん今月は食費使いすぎちゃったわ。来月は締めないと」などと総括しますよね。

この、食費や、光熱費などに当たるものが勘定科目です。

家計簿の場合は項目はせいぜい10科目くらいでしょうが、世の中には様々な職業や会社の形態があり勘定科目も相当な数に上りますが、もちろんすべてを覚える必要はありません。

何故、勘定科目が必要なのかというと、事業主は毎年3月に確定申告をしなければなりません。
(確定申告については、今後説明する予定です。)
その時には当然確定申告書を提出するのですが、その申告書に勘定科目ごとに1年間の金額を記入しなければならないのです。
もし、勘定科目を記入してなければ、その時に1年分の領収書を振り分け、勘定科目ごとに計算すると言う大変な作業を強いられる事になります。
しかし、1ヶ月ごとに計算していればこの作業はとても楽になります。

現金商売で個人営業の美容室では勘定科目は限られますので、必要と思われる勘定科目について次ページで説明したいと思います。

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