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美容室を開業する上で一番の大きな山が融資をいかに受けるかと言う事でしょう。
もし、融資を受ける事ができなければ、美容室開業の夢は、はかなく砕け散ってしまいますので、ここは気合を入れて臨みましょう。
融資を受ける前にやっておくべきこと
金銭の身辺整理を行う
もしあなたがカードローンなどで、わずかな金額でも借りているなら、すぐに全額返済しておきましょう。
住宅ローン以外の債務があると多重債務者とみなされ融資が受けられない場合があります。
ある程度の自己資金を用意しておく
自己資金の金額についてはいくら用意しておけば良いと言う様な基準はありませんが、新規開業の実態調査では総費用に対する自己資金の割合は26%となっていますので、理想としては総事業資金の1/3程度は用意しておいたほうが良いと思います。
だから自己資金がほとんど無い状態では、本当に独立する意欲があるのか?と疑われてしまいます。
それならば1時的に親などから借りておこうとも思いますが、申し込み直前にいきなりまとまった額の入金があれば、本人が貯めたのではなく、いわゆる「見せ金」だと言う事がバレバレです。
融資側は通帳の1年間の履歴を調査するので、そのつもりでいてください
保証人の用意
一番頭が痛いのがこの「保証人」でしょう。
もしあなたが、融資額以上の預貯金や不動産などを持っていれば保証人など用意しなくても良いのですが、大半の人は該当しないでしょう。
保証人は、他人には中々頼みにくいし、頼んだとしてもまずOKしてはくれないでしょう。
あなただって親から「絶対に他人の保証人にだけは、なるな」と言われた事があるでしょう。
そうなると、必然的に親、兄弟に頼らざるを得ませんが、だれでも保証人になれるわけではありません。
融資する側が保証人に求めているのは支払い能力があるかと言う事です。
つまり、親に保証人を頼もうと思っても、すでに定年退職しており、年金暮らしと言うのでは、たとえ不動産(家など)を持っていても厳しいと思われ、認められても、もう一人保証人を出してくれと言う事になるかも知れません。
だからと言って、保証人を用意できなければ融資を受ける事は不可能と言う事は無く、その分金利は高くなりますが融資を受ける事ができます。
どこから融資を受けるか
銀行、信用金庫、農協、商工会など世の中にはたくさんの融資機関があります。
もし、あなたの親が、どこかの金融機関と親しくって親の信用で融資を受けられればとてもラッキーですが、そうでない場合、やはり公的な所から融資を受けるのが金利も低くて良いと思います。
公的な金融機関は、日本政策金融公庫、中小企業金融公庫、商工組合中央金庫などあります。
この中で一般的な日本政策金融公庫を例に融資の手順を説明して行きます。
以前は公的な融資は国民金融公庫でしたが、日本政策金融公庫とは100%国の出資の政策金融機関で
、平成20年10月1日、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行(国際金融等業務)が統合し、新たな政策金融機関として「株式会社日本政策金融公庫」が発足しました。
つまり国が行っている金融機関なので、安心して融資を受ける事ができます。
次ページでは日本政策金融公庫での融資の受け方について具体的に説明して行きます。
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