ヘナはミソハギ科の植物の事で和名は指甲花(しこうか)と言います。
インド、北アフリカ、エジプトなどに自生し、その葉にはローソンと言うオレンジ色の色素があるので、古く(紀元前)より髪や、爪などの染色や、手足などのタトゥーとして利用されています。
さらに、ヘナには頭皮を健康に保ったり、フケ、かゆみの予防や、紫外線予防、トリートメント効果などがあるので、現在でもヘアカラー(おもに白髪染め)として人気があります。
ヘナカラーの長所と短所
ヘアカラー剤としてヘナを他の一般的なアルカリカラーと比べてみると、いくつかの相違点があります。
長所
〇髪や頭皮のダメージが一切ない。
〇ダメージ毛も回数を重ねるごとにきれいになってゆく。
〇ジアミンアレルギーがある人でも染めることが出来る(ヘナ100%の場合のみ)。
〇フケ・かゆみを抑制する。
〇頭皮のヒリつきなどがない。
短所
〇ブリーチ力がないので、黒い髪を明るくはできない。
〇ジアミンアレルギーは起こさないが、草まけ(植物アレルギー)する人には使えない。
〇アルカリカラーに比べると染着力が少し弱い。
〇ヘナ100%だと色のバリエーションがない。
〇放置時間が10〜20分くらい長くかかる
この様に、ヘナカラーにはいくつかの特徴がありますので、それらを知った上で使い分けをする事が必要です。
実際のヘナカラー技術
〇ヘナの染まり方
〇ヘナの調合と塗布、放置時間などのやり方
〇ヘナでナチュラルなブラウンに染める方法及びアルカリカラーからの移行(その1)
〇ヘナでナチュラルなブラウンに染める方法(その2)
〇ヘナとアルカリカラーで明るいブラウンに染める方法