久しぶりに新しい技術の講習に行って来ました。
最近まで、髪に人工毛を結びつける増毛の技術というのは、全国展開の育・増毛サロンが特許を持っていたそうですが、数年前にその特許が切れたので、高い特許料を払う事無く誰でも出来るようになったそうです。
「特許と言うからには、かなり特殊で難しい結び方をするのだろう。 果たして自分で会得する事が出来るだろうか?」と不安を感じつつ講習会に臨みましたが、理屈を教えてもらいびっくり。
特殊な結び方など一切無く、とてもシンプルでした。
こんな簡単なやり方で特許が取れるのかと、そちらの方で驚きました。
人工毛はファイバーで出来ており、結びつける髪に負担がかからないよう正常な毛髪に比べると、かなり細めに作ってあります。
1列に40本の毛髪が巻いてありますが、1本の毛髪を2つ折にしてループ状にしているので、正確には20本が1ロットと言う事になります。
根元のアップです。
かなり細いので、これでも解りにくいでしょうから、黒ゴムで説明すると
この様になっています。これなら解りやすいでしょう。
このループの中に毛髪を通し、根元近くでキュッと締めれば良いだけですが、このままでは引っ張ればすぐに抜けてしまうので、その上で毛髪を1回結んで、引っ張っても抜けないようにします。
要するに針で布を縫ったとき最後に糸で結び目を造るのと同じ要領です。
通常は、1本の毛髪に2つループを結ぶので4本増えることになります。
実際に髪に結ぶとこのようになります。 白く見える毛髪がファイバー毛です。
結び目のアップです。 肉眼ではほとんど解りません。
接着剤などは一切使わず、ただ結んで行くだけなので当然髪や地肌には無害で、その上この結び方なら根元が伸びて来ても、ファイバー毛をずらす事ができるので、経済的でもあります。
しかし、ただ結んで行くだけとは言っても、今まで髪1本ずつ扱うような仕事はやってこなかったので、難しく、初めてやったときは2時間で40本ほど結ぶのがやっとでした。
慣れれば1時間で100本は結べるようになるそうですが、やはり練習は必要です。
縮毛矯正やエクステなど初めは高単価が取れたメニューはデフレや他業種の参入などで、すっかり魅力を失った今、高齢化社会に向け、増毛は大いに期待できるのでは無いでしょうか。
しかし増毛も所詮エクステと同様のくくりで、美容師法には触れないので、人気が出てくれば既存のエクステショップなどが参入してくる事は必至で、熾烈なダンピング合戦が始まる前に少しでも早く導入すべきだと思います。
なお、増毛のやり方については
こちらのページで詳しく解説しています
実は、私は10年以上前に増毛の技術を導入できないか調べた事が合ったのですが、その時は初期導入費用が高額(たしか100万近い金額)なのであきらめた経験がありますが、今回はかなり導入しやすい金額になっています。
ちなみに、私が導入したのはSISTERS LLCという会社のプラスヘアーです。
福岡の会社なのですが、関西位までなら出張講習してくれるようです。
私と同じ同業組合でとても、良心的な会社なので興味がある方は連絡してください
プラスヘアー(増毛エクステ)のHPはこちら
シスターズLLC
電話 092−923−1964
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