ステップボーンカットとは

ステップボーンカットとは、美容室「TICK-TOCK」代表のSAYURI氏が5年の歳月をかけて開発した
カットテクニックを体系化したもので、簡単にいえば骨格矯正カットです。

現在、我々が着ている服やヘアスタイルは、明治以降、西洋から輸入されたものです。

長い年月をかけて、日本人の体型や骨格を美しく見せるように作り上げられた着物や日本髪に比べると、洋服や洋髪は、西洋人のために作られたものなので、そのまま日本人に当てはめると、体格や骨格の違いにより、ある程度の誤差が生じてしまいます。

文明開化以降、日本の服飾と美容の歴史は、この誤差を埋めるべく、様々な試行錯誤の歴史とも言えるでしょう。

ヘアカットでは、1960年代にヴィダル・サスーンが近代ヘアカットの基礎を築いてから、日本人は
自分たちの髪質や骨格に合うように、様々なテクニックを生み出してきましたが、高い完成度を望むあまり、理論やテクニックが難解になり、一般の美容師には理解が難しいものもありました。

ステップボーンカットは、そんな様々なテクニックを十分に咀嚼し、本人のアイデアも加え、より
高度でありながら、シンプルな理論とテクニックに昇華させたものといえるでしょう。

 

欧米人とアジア人の骨格の違い

欧米人のヘアカットをしたことがある人は分かるでしょうが、我々東洋人とは頭の形がかなり違います。
欧米人の骨格はアジア人に比べ両サイドは狭く、後頭部は逆に出っ張っています。
つまり、我々アジア人の骨格は欧米人に比べ扁平で、サイドが出っ張っているという事です。

 

ステップボーンカットの特徴

ワンレングスでカットして、セニングで毛量調節した従来のカットでは、毛量を十分に減らすことができず、かなり厚みのあるボブになります。

一方、ステップボーンカットでカットしたボブは、余分な厚みが失くなり、全体的にすっきりとした印象になっています。
セニングなどの削ぎは一切行なっていないのでヘムラインには必要な厚みは残っています。

ステップボーンカットの効果

○骨格をきれいに見せる
○削ぎを入れないので、スタイルの落ち着きが良く、長持ちする。
○髪のボリュームのアップダウンが自由に出来るので、小顔に見せることが可能
○スタイリングがし易く、髪の傷みが無い

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