たとえば赤色にしても、明るい赤、くすんだ赤、鮮やかな赤など、色には、それぞれに特徴があります。
それを、色の属性と言い、色相、明度、彩度の3つの属性があります。
色相色相とは、赤、青、黄などの色味の事を言います
明度
明度とは明るさの度合いの事です。 明るくなるにしたがい、白 くなって行き最終的には白に、暗くなるに従い黒くなって行き、 最終的には黒になります。
彩度
彩度とは鮮やかさの度合いです。
低いほど灰色を帯びてくすんだ感じで、高くなるにつれて鮮や かになります。
補色
左の図はマンセル色相環と言ってアメリカの画家アルバート・マンセルによって草案化されたもので、基本色は赤、黄、緑、青、紫の5色で、その中間色を等間隔に並べたもので、最大１００相色まであります。面白いのは相対する色同士、たとえば、赤と青緑を混ぜると灰色を帯びた黒になります。
つまり、互いに色を打ち消しあって無彩色になってしまうのです。
このように、互いに相手の色を打ち消しあう関係にある色同士を補色の関係にあると言います
この原理はヘアカラーでも利用するものですから、覚えておきましょう。
特定の色味（たとえば、赤）を消したい場合には補色の関係にある色（赤の補色は青緑、無ければ緑でも可）を使うと言う事です。
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ヘアカラー辞典へ戻る
○ヘアカラー剤の分類
○酸化染毛剤
○金属染毛剤と脱色脱染剤
○酸性染毛料と毛髪着色料
○天然染料（ヘナ）
○ヘアカラー剤の中身と役割
○光の三原色と色の三原色
○色の三属性（色相、明度、彩度）