酸とは定義によるとH
+を放出する物質となっています。
酸は食事などで体内に取り込んだ炭水化物、脂質、たんぱく質などが燃焼してできるもので、「揮発性酸」と「不揮発性酸」の2種類があります。
揮発性酸は1日に15.000〜20.000 mEq産生され、CO2として血液によって肺に運ばれ、呼気として体外に排出されます。
一方、たんぱく質の燃焼で出来る不揮発性酸は、少量(1mEq/日)ですが、硫酸、硝酸、塩酸などの強酸なので、緩衝系物質(HCO3
ーなど)と反応した後、H
+のみが尿中に排出され、HCO3
ーは腎臓に再吸収されます。
血液ガスを理解するための用語解説
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HCO3ー PaCO2 PaO2 SaO2 BE
酸 塩基 分圧 アシデミアとアシドーシス、アルカレミアとアルカローシス
サチュレーション