本文へスキップ

看護師や医療関係者の為の医療用語・医療略語解説サイトです。

BE(ベースエクセル) 

スポンサーリンク

BEとは日本語では「過剰塩基」と言い、定義は「37℃でPaCO2が40Torrの血液をpH7.40に戻すのに必要な酸や塩基の量」です。

もっと簡単に言えば、体温とPaCO2は正常で、pHのみが正常値でない血液のpHを正常値に戻すために必要な酸や塩基の量と言う事です。

定義では「酸や塩基の量」となっていますが、実際は塩基(HCO3)の量の事で、その数式は以下のようになっています。

実際のHCO3の濃度ー24=BE

HCO3の基準値は24mEq/lなので、正常値であれば値は0になりますが、この値がマイナスならば、血中に酸が蓄積されておりアシデミアであり、HCO3は腎臓で産出されるものなので、代謝性アシドーシスと言う事になります。

またBEの値がプラスならば、逆に塩基(HCO3)が過剰な状態なのでアルカレミア(代謝性アルカローシス)と言う事になります。

ただし、BEは呼吸性と代謝性の混合障害の場合は算定できません。


血液ガスを理解するための用語解説

※新しくウィンドウが開きます

HCO3   PaCO2   PaO2   SaO2   BE

   塩基   分圧   アシデミアとアシドーシス、アルカレミアとアルカローシス

サチュレーション

スポンサーリンク