paO₂のPはpressure(プレッシャー)圧力の事で、aはartery(動脈)の事ですので、つまり、O₂(酸素)の動脈内での圧力 = 動脈血酸素分圧の事を指します。
ちなみに酸素分圧とは1気圧の中にどれだけの酸素があるのかと言う意味です。
体内でのガス交換は圧の高低差で行われるので、paO₂は動脈血で高く、静脈血では低くなっています。
paO₂を測定する事により肺の酸素化能力が分かり、平均値は80~100Toll(トル)で、これが下がると言う事は呼吸器系に何らかの障害が起きていることになります。
もし、paO₂の値が60Torr(SaO2なら90%以下)以下なら低酸素状態になっているので、PaCO2が高くなければ、すぐに酸素吸入を行います。
paO₂の測定方法は、血液検査で分かりますが、パルスオキシメーター(SaO2)でも簡単に分かります
血液ガスを理解するための用語解説
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HCO3ー PaCO2 PaO2 SaO2 BE
酸 塩基 分圧 アシデミアとアシドーシス、アルカレミアとアルカローシス
サチュレーション