斜めスライスのグラデーションボブ

斜めスライスのグラボブは3つのスライスの中では一番汎用性が高いので、是非覚えたいカットです
ただ、カット初心者にとって、スライス線が斜めのため、パネルのリフト角度などを体に覚えこませるのが少し大変かもしれません。
もし途中で解らなくなったら、前ページに戻って床面や垂直面を確認してください。

 水平から約30度の斜めスライスを左右対称に取ります。 スライス線に合わせて、垂直面、床面も左右に30度傾いているとイメージしてください。
 スライス線に対して直角になるようパネルを取り出し、左に30度傾いているとイメージしている垂直面から30度の角度をパネルにつけます。
※スライス線の斜角は45度など他の角度でも構いませんが、その場合はパネルのリフト角度も45度にして、スライス線の斜角とリフト角度を必ず合わせるようにしてください。
 角度が決まったらカットします。 

 右バックサイドは、垂直面が今度は右に30度傾いているとイメージして同じようにパネルを取り出します
5,6 第2パネルを第1パネルと平行にスライスし同じ角度(30度)にリフトしてカットします。
※カメラの角度を変えたためスライス線の角度が違って見えますが第1スライスと同じ角度です。
 同じように順次上まで切り進みます。
 バックのカット終了です。 左右のグラの角度や長さが合っているかチェックしましょう。

幅が広いパネルの切り方


10 1度に切れない場合は2つに分けて切ります。 まず右半分をカットし
11 カットし終わったパネルの角度を維持したまま左半分のパネルをコームですくい上げる感じで持上げ、右半分のパネルの角度にあわせます。
12 これで左右のパネルの角度を合わせた状態で、左半分をカットします。


サイドの切り方


13 サイドも30度の斜めスライスを取り、スライス線に直角にパネルを取り出し、30度リフトさせ、バックの毛をガイドにしてカットします
14 順次上へ切り進みます。
15 上の方は幅が広くなるので2つに分けてカットします


完成です。 斜めスライスでカットすると、水平スライスに比べ、スタイルに奥行き感やネープのしまりが生まれます